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■16得点無失点の難敵
「ロシアの前から言い続けていますが、ロシア・ワールドカップ、アジアカップ、コパ・アメリカというのは、日本サッカーの大きなターニングポイントであり、大きな意味をなす時期。ここで結果を出せるかどうかが日本サッカーの成長に大きく関わってくる。僕らは大きな責任を負ってプレーしているし、個人的にも5度目のアジアカップを獲りたい」
キャプテンとして初の公式大会に参戦している吉田麻也(サウサンプトン)が前日会見で強く語ったとおり、2月1日にアブダビで行われる2019年アジアカップ決勝・カタール戦は、森保一監督率いる新生ジャパンの命運を左右する大一番だ。
2022年カタールW杯8強という大目標を達成したければ、そのホスト国・カタールを撃破することが最低条件と言っていい。今大会6試合で16得点無失点と凄まじい勢いでここまで来た敵をいかに制圧して頂点の座を勝ち獲るのか。日本が積み上げてきた総合力が今こそ問われる。
■遠藤の代役は塩谷の見込み
©Getty Images▲決勝・カタール戦予想フォーメーション
1月28日の準決勝・イラン戦で遠藤航(シント=トロイデン)が左太もも裏を痛め、酒井宏樹(マルセイユ)も右足を負傷するなど、主力メンバーは満身創痍の言える状況だ。残念ながら遠藤は1月30・31日の練習を連続で欠席し、ファイナルのピッチに立つことは叶わないが、酒井は病院で異常なしと診断され、問題なくピッチに立てる。
ここまで主力を固めてきた森保監督はその流れを踏襲するはず。遠藤の代役としてボランチに塩谷司(アルアイン)が入る以外、イラン戦の先発メンバーがそのままピッチ立つことが確実視されている。
試合間隔がカタールより1日長いこともあり、日本のほうがフレッシュな状態で戦えるだろう。ただ、相手も29日の準決勝・UAE戦(アブビダ)で出場停止だった主力2選手が復帰し、23人全員がプレーできる状態になった。
「アジアカップ決勝進出はカタールサッカー史上最高の成功だ」とフェリックス・サンチェス監督が強調するように、チームの士気も最高潮に達している。UAEとの国交断絶によって完全アウェイ状態になることも選手たちの闘争心を煽る材料になり得る。その勢いに押されたらスキを突かれかねない。日本はまず慎重な入りを心がけるべきだ。
■個人能力の高いアタッカー陣が揃うカタール
©Getty Images▲キャプテンマークを巻く10番アルハイドス。準決勝UAE戦でも得点している
カタールの特徴は、最前線に陣取る今大会8得点の強力FWアルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)を筆頭に個人能力の高いアタッカー陣が揃っていること。長友佑都(ガラタサライ)はアリのことを「チーター」に例えたが、そのくらい速くて、技術があり、シュートにも長けている。彼の一瞬の抜け出しは脅威に他ならない。サイドに陣取るキャプテンの10番ハサン・アルハイドスと11番アクラム・アフィフのアル・サッドコンビの推進力は侮れない。彼らをキッチリと封じ、決定的チャンスを作られないようにする必要がある。
とりわけ、アリをマークするであろう吉田と冨安健洋(シント=トロイデン)の2センターバックは最大級の警戒を払わなければいけない。高さと強さを生かしてロングボールからの抜け出しを得意としていたイランのサルダル・アズムン(ルビン・カザン)とは違い、スピードを前面に押し出してくるアリは2人にとって苦手なタイプかもしれない。
だが、乾貴士(アラベス)が「麻也とトミのコンビはすごくいいし、麻也を長いこと見てきたけど、今まで一番合ってる気がする。どっちも前に出ていけるし、ガッツリ相手を削れるし、カバーリングだったり気配りもできて、ホントにバランスの取れた2人だと思う」と太鼓判を押したほど、今大会は最終ライン中央2枚が安定感を示している。そこは日本にとって大きな強み。それをファイナルでも継続し、GK権田修一(ポルティモネンセ)含めた連係をより一層、研ぎ澄ませることが重要だ。
■大迫がつくる時間と空間を生かしたい
©Getty Images日本のボランチの構成が変わることもポイント。柴崎岳(ヘタフェ)と塩谷がコンビを組んだのは準決勝・イラン戦の30分程度だけ。不安要素であるのは確かだが、塩谷はこう打ち明けた。「岳と前回試合に入ったときに『俺(塩谷)が後ろで岳が前って感じゃなくて、行けるチャンスがあったらお互いに行こう』って話をした。バランスだけは忘れないように意識してやりたい」
コミュニケーションを取れている2人が攻守両面で機能すれば、日本は勝利に大きく近づく。「優勝以外は失敗かなと思う」と大会前に言い切ったのは柴崎だ。2人の鋭い戦術眼と大胆さを武器に、カタールの中盤を制圧してほしい。
そして攻撃陣もイラン戦同等かそれ以上の連動性と推進力を前面に押し出したい。
準決勝では絶対的1トップの大迫勇也(ブレーメン)が5試合ぶりに先発復帰したことで、日本の前線は活性化した。大迫に縦パスが入り、キープしている間に堂安律(フローニンゲン)、南野拓実(ザルツブルク)、原口元気(ハノーファー)の2列目トリオが流動的かつ素早い動きを見せれば、相手守備陣には必ずと言っていいほどギャップができる。カタールは実際、そういったスキをUAE戦でも垣間見せていただけに、その弱点を見逃す手はない。
「ボランチとディフェンスラインの間が空くし、サイドバックも結構食いついてきますし、サイドハーフも守備をしなかったりするので、突くところはいっぱいある。攻撃面ではそんなに難しくないんじゃないかな」と乾も楽観的な見解を示す。
日本攻撃陣が高度なインテンシティーを示せれば、十分に相手を凌駕できる。4バックと3バックを併用するカタールがどちらの布陣で来るかは定かでないものの、とにかく躍動感あるアタックを見せることが肝要だ。そのうえで、新世代の象徴である堂安と南野がゴールを奪ってアジア王者の座をもぎ取ることができれば、森保ジャパンの今後にも大きな希望が見えてくる。
8年前の2011年カタール大会のファイナルは李忠成(横浜F・マリノス)の延長後半の劇的な決勝弾で優勝を決めたが、今回ヒーローになるのは誰なのか。冨安の史上最年少MVP獲得はあるのか。すべてが日本の勝利次第。ロシアW杯16強国の意地と誇りに懸けても、最終決戦での敗戦だけは絶対に許されない。
文=元川悦子
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