日本代表MF原口元気は、ロシア・ワールドカップ(W杯)前に今夏以降の所属クラブを決めたくないようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えた。
レンタルプレーヤーとしてFW宇佐美貴史とともにフォルトゥナ・デュッセルドルフの1部昇格に貢献した原口だが、所属元のヘルタ・ベルリンからハノーファーへの移籍が決定的と見られていた。ハノーファーはすでにヘルタと原口の獲得に向けて移籍金400万ユーロ(約5億2000万円)を支払うことで基本合意に至ったことも伝えられている。
しかし、アーセナルから1年間のレンタルでFW浅野拓磨を加えた同クラブは、本人との合意にはまだ達していなかったとのこと。『キッカー』の新たな報道によれば、その理由は、原口はW杯での活躍により、自身が目指しているプレミアリーグからの関心を引き付ける狙いがあるからだという。
数日前までハノーファー移籍が既定路線とまで報じられていた原口は、W杯前に新天地を決めずに、選択肢を広げる考えの模様。ハノーファーのホルスト・ヘルドSD(スポーツディレクター)も「W杯の開催期間中にはハラグチを迎えることは不可能」と語り、すでに本人の意向が伝えられたようだ。
移籍市場が開いてからも、ハノーファーは新たなターゲットに的を定めず、原口の獲得を目指すのだろうか。

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