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【原博実の超現場日記2018/第9回】日曜日はフクアリへ。「喜作のソーセージ盛り」は規格外!そして大分の攻撃は速い

■ツイッターで教えてもらったフクアリグルメ

10月20日の土曜日は、DAZNの「Jゾーンプラス」に出演した。この番組はYouTubeでも無料配信されている。まずは出演者であるハリー(杉山)と渡辺一平と記念撮影。

2018-10-22-hara1-Jzone(C)J.LEAGUE

「Jゾーンプラス」という番組の視聴者は、10代から30代が一番多いようだ。今はサッカーを2時間生でずっと見ている人は少ないのかもしれない。

ツイッターを通じて視聴者から生の反応が来るのが面白い。私が「日曜日には千葉vs大分戦に行く」と話すと、「ぜひタッパーを持ってフクアリのスタジアムグルメへ」という投稿があった。フクアリを代表するグルメ、「喜作のソーセージ盛り」だ。

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確かに多くの人がタッパーを持ってきている。私も自宅から持参した。店員さんを見ていると、タッパーを持ってきた人には「大盛り」のサービスがあるようだ。

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隣のお茶と比べると(量が)分かりやすい。熱々だ。そしてとても量が多い。お腹をすかしてきたけれど、食べきれなかった。残りはタッパーに入れて持ち帰る。

■得点力はリーグ1、2位のチームの対戦

試合前に前節(第37節)を終了しての成績を確認しておこう。

千葉は、65得点66失点・勝ち点48の14位。一方の大分は、67得点44失点・勝ち点66の 2位。得点数は大分がリーグ1位、千葉が2位。3位タイの大宮アルディージャ・レノファ山口の59を大きく上回る。両チームとも得点力はリーグ1、2位ということで、激しい点の取り合いが予想される。

ホーム側を黄色く埋め尽くした千葉サポーター。

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J1昇格争いに絡む大分からも多くのサポーターが訪れた。

2018-10-22-hara-oita(C)J.LEAGUE

そして、試合は予想通りの展開となる。ではハイライトをどうぞ。

キックオフ直後、千葉GK大野哲煥のミスを突いた三平和司が決めて大分が先制。11分に千葉が町田也真人の鋭い左足シュートで追いつく。しかし5分後の16分、大分の藤本憲明、37分には再び三平がゴールを奪い大分リードで折り返す。後半はなかなかスコアが動かなかったが、次の得点も大分。星雄次が決めて1-4。一矢報いたいホームの千葉。92分、ラリベイが意地の1点を返すも、2-4でアウェイの大分が大勝した。

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大分の得点パターンを見れば、千葉の高い最終ラインに速い攻撃を仕掛けているのがよく分かった。

フォーメーションは3-4-2-1だが、相手がボールを持った際には「DFライン5」「MFライン4」で深めのラインを敷く。そこでボールを奪うと速い攻撃に転じる。この日の千葉を見ていると攻撃に多くの人数をかけているせいか、いったんボールを失うと、前線に残っている藤本、そしてスペースに飛び出してくる三平や國分伸太郎をつかめない

千葉はこれで「J1参入プレーオフ」の可能性もなくなった。

昨季はシーズン最終盤に、奇跡的な連勝で「J1昇格プレーオフ」に進出。その勢いは今季につながらなかった。

この日のサブメンバーを見ると、GK佐藤優也、DF増嶋竜也、MF茶島雄介、工藤浩平、為田大貴、FWラリベイ。そのほかにも試合前に見かけたメンバー外だった清武功暉。ほかのJ2クラブなら完全に中心になるような選手がいる。良い選手が多くいるのに、うまく活かしきれていない。チームとして機能していないように見える

大分は対照的だ。

この日2得点の三平は、湘南ベルマーレと大分、京都サンガF.C.を経て15年に大分に復帰した選手。10番を背負う藤本は昨季まではJ3の鹿児島ユナイテッドFCに所属していた。その前はSP京都FC、佐川印刷京都でプレーしており、今季が初のJ2だ。

國分は大分U-18から立命館大に進み、昨季大分に加入した2年目。星雄次は横浜FMユース、法政大から15年にJ3の福島ユナイテッドに加入、16、17年とレノファ山口FCでプレーし今季大分に移籍した。DFの21歳・岩田智輝は大分U-18出身で16年にトップ昇格した3年目の選手。J1レベルの経験はない選手たちばかりだが、とにかく彼らはよく走る。

大分はこの日の勝利で勝ち点を69に積み上げ、2位を維持。サポーターも大喜び。

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首位・松本山雅FCとは勝ち点1差に迫った。しかも、次節はホーム・大銀ドームで松本との直接対決を迎える。まさに大一番だ。三平や藤本との写真は次の機会に。

フクアリは駅から近い。そして、なにより見やすい。

この日の観客は8,973人だった。J1昇格の可能性がなくなってもこれだけのサポーターが集まっている。強い時の千葉を知っているだけに残念だ。オシムさんのころのように、輝いている千葉が見たい。

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文=原 博実

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