【原博実の超現場日記2018/第18回】鹿児島J2昇格!10,961人の観客が熱狂、桜島も喜んでいる

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Jリーグの原博実副理事長がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直な言葉で綴る『超現場日記』。25日には、鹿児島県の白波スタジアムへ。明治安田生命J3リーグ第33節・鹿児島ユナイテッドFCvsアスルクラロ沼津を視察した。

■スペイン1部アラベスとの提携

今朝の桜島。美しい。鹿児島の人が桜島を好きなのが分かる。本当にいろんな表情を見せる。「きっと今日は、鹿児島ユナイテッドFCに良いことがあるよ」。そんなふうに語りかけているようだ。

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南日本新聞を見る。昨日(24日)、ザスパクサツ群馬が藤枝MYFCに負けたことで、鹿児島以上の勝ち点を積み上げられないことが確定した。鹿児島は沼津と引き分け以上でJ2昇格が決まる。

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試合会場となる白波スタジアム。13時の試合開始2時間前から、ものすごい行列ができている。

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大切なこの日、クラブはスペイン・バスク地方のクラブ、デポルティーボ・アラベスとの業務提携を発表、試合前に記者会見を行った。

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アラベスは、バスク州アラバ県の州都ビトリア(バスク語でガステイス)にあるクラブだ。Jリーグとの関係性で言えば、1997、98年に横浜マリノスに所属していたバスク州ビルバオ出身のスペイン人ストライカー、フリオ・サリナスが横浜Mの後、アラベスに移籍している。その縁もあってアラベスの練習や試合には何度か行ったことがある

また、2001年にはドルトムントで行われたUFFAカップ(現:UEFAヨーロッパリーグ)決勝・リヴァプールとアラベス(5-4)の試合の解説者として、現地に行っていた。今でも伝説として語り継がれている名勝負でもある。

現在は、スペイン、ラ・リーガ(スペイン1部)に所属しており、13節を済んで4位につけている。若手選手、指導者が成長するクラブだ。

みなさんが知っている宣教師フランシスコ・ザビエルはナバラ生まれのバスク人。ポルトガルのリスボンからモザンビーク、インドのゴア、インドネシアのマルク諸島、中国を経て、日本の鹿児島に到着した。今回の提携は、その縁もあるとのこと。

■みんなの想いがこもった決勝点

試合開始前、白波スタジアムの雰囲気は最高だ。桜島も応援してくれている。

ではハイライトをどうぞ。

13時04分キックオフ。前半から何度か惜しいシーンがあるも、試合は動かず0-0で前半を折り返す。

後半に入り、57分、薗田卓馬が絶好機を迎えるも決まらず。試合が動いたのは74分。牛之濵拓から右サイドの野嶽惇也にパス。野嶽がそのままドリブルで持ち上がってペナルティーエリアに入ると中にグラウンダーのクロスを入れる。ここに飛び込んできたのが中原秀人。

決勝点を決めた中原は、地元、鹿児島県阿久根市出身だ。地元の想い、みんなの想いを込めて、左足で叩きつけた。そのボールがゴールネットを揺らした。

対するアスルクラロ沼津も本当に良いチームだった。全員がよく動く、よく走る。失点はJ3で1番少ない。試合の立ち上がりのチャンスは沼津のほうが多かったかもしれない。

しかし、ホームの大歓声の後押しもあり、鹿児島の選手は最後の最後まで集中して身体を張り、守備でスキを作らず沼津に得点を許さなかった。

試合終了の瞬間。白波スタジアムが大歓声に包まれる。

社長である徳重剛さんの目にも、鹿児島スタッフさんの目にも涙。本当に良かった。試合終了の瞬間ピッチに入る鹿児島の選手、スタッフたち。

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インタビューを終えたばかりの三浦泰年監督と撮影。ホッとした表情を浮かべている。最後まであきらめないサッカー、メンバーが代わってもベースは変わらず戦い抜くチームを作った手腕は見事だ。

ホーム最終戦のセレモニーでは、鹿児島県の三反園訓県知事、鹿児島市の森博幸市長も挨拶を行った。知事、市長とも10,961人の観客に、鹿児島ユナイテッドFCへのさらなるサポートを約束していただいた。

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南日本新聞から早速号外が発行されていた。表面と裏面。

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2014年にヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが統合されてできたクラブが鹿児島ユナイテッドFCだ。両チームは過去にいろいろあり、統合は簡単ではなかったはず。この日、関係者の皆さんの努力が本当に報われた。

鹿児島ユナイテッドFC、J2昇格おめでとう!

では1人でお祝いを。

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鹿児島と言えば、やっぱり黒豚ロースカツ黒豚ヒレカツ。それに左側のメンチカツも追加してみた。今日は許されるはず。

うーん。やっぱり美味しい。

来年はJ2の鹿児島ユナイテッドFCの試合を見にここに来よう。そのとき桜島はどんな表情をしているのだろう。

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文=原 博実

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