【動画】絶大な存在感の本田圭佑が2アシストも…メルボルンは後半ATに被弾で2連敗

オーストラリア・Aリーグは28日に第2節が行われ、メルボルン・ビクトリーはパース・グローリーと対戦した。

本田圭佑が今季加入したメルボルン。開幕節は本田が新天地デビュー弾を決めたものの、メルボルン・シティに逆転負けを喫した。今季初勝利を目指すホームでの一戦では、本田は2試合連続で先発出場。右の中盤でスタートした。

試合序盤は、メルボルンがボールを握る展開に。本田も下がって積極的にゲームメイクに加わっていく。

しかし、最初のゴールはパースだった。8分、右サイドから大きなサイドチェンジでエリア内左でボールを持つと、相手をかわしてクロスを送る。最後はこぼれ球をチアニーズが押し込んだ。ホームのメルボルンは、開始早々にビハインドを背負う。

ビハインド後もボールを保持するメルボルンだが、なかなか相手エリア内に侵入するシーンを作れない。すると、23分にさらに失点。クリアが中途半端になったところを中盤で跳ね返されると、バラバラだったDFラインの裏をキーオに突かれてゴールを許した。

劣勢のメルボルンは、27分にGKがエリア外で手を使ったようにも見えたが、ここはイエローカードで事なきを得る。その後もカウンターをねらうパース相手に苦戦し、なかなかシュートシーンを作れない。35分過ぎからはボールも進むようになったが、本田のCKも合わせきれず。前半は2点ビハインドで折り返す。

メルボルンは、後半開始早々に1点を返すことに成功。ゴールやや遠い距離で受けた本田が、左にラストパス。受けたアントニスは、エリア外から左足を振り抜きゴールを奪った。

移籍後初アシストを記録した本田は、相手守備ラインの間でボールを受け、チャンスを作っていく。浮き球を何度もスペースに送り込み、好機を演出していく。61分には、エリア右前からクロスを送ったが、惜しくも飛び込んだ味方には合わなかった。

本田のパフォーマンスで息を吹き返したメルボルン。背番号4は67分に強烈なミドルシュートを放ったが、GKのファインセーブにあった。さらに71分には、右やや遠い位置からFKでクロスを送り、チャンスを作っていく。

すると87分、本田がまたもアシストを記録。得意のCKから、ルーのヘッド弾をお膳立てした。背番号4の2アシストで、メルボルンが同点に追いつく。

しかし、後半アディショナルタイムにまさかの失点。絶大な存在感を見せた本田が全ゴールをアシストしたものの、メルボルンは2-3と敗戦。開幕2連敗スタートとなった。