元ドイツ代表で現在はコメンテーターを務めるオリバー・カーン氏は、メキシコ戦でのチームの守備を強い口調で批判した。
17日に行われたメキシコ戦を0-1で落としたドイツは、1982年ワールドカップ以来となる黒星スタートとなった。35分、カウンターからメキシコのFWイルビング・ロサノが決め、スコアはそのまま動かず。カーン氏は、ドイツ『ZDF』で次のように語った。
「メキシコは素晴らしい前半の代償を払い、後半には我々のチャンスが必然的に増えた。それでもメキシコは、より多くのゴールを決めてもおかしくなかった。我々は、点差が開かなかったことを喜ぶべきだろう」
「特に前半、メキシコに躊躇なく弱点を突かれた。W杯前から明らかになっていた弱点をね。メキシコのプレーはシンプルだった。我々のボールロストを待ち、我々が空け渡すスペースを利用しながらプレーすればいいのだからね」
カーン氏は、そのスペースをケアしなかったことがドイツにとって致命的だったと述べている。
「左右のスペースに関して連携ができていなかった。攻撃的サイドハーフやサイドバックは前半、中央のトニー・クロースやサミ・ケディラを守備においてまったくサポートしなかった」
DFマッツ・フンメルスは試合後のインタビューで「ジェローム(・ボアテング)と僕しか後ろにいないことが何度もあった」などチームの守備意識への不満をあらわに。その様子を受け、カーン氏はこのように話している。
「マッツ・フンメルスがこれほど強く訴えるのもあまり見たことがないね。でも彼が言っている通りだよ。彼もジェローム・ボアテングも何度も一対一のデュエルを強いられるはめになった。失点の場面でもそうだったが、前に出て寄せていくのか、それとも相手FWとの競走に入るのか、判断を悩む様子もうかがえた。それは、このチームにはお互い助け合う意識が足りていないからだ」

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