個人記録よりもアジア制覇！最多得点記録に並ぶA・アリが日本撃破を誓う

カタール代表のアルモエズ・アリは、アジアカップの得点記録に並んだことよりもチームの勝利がより重要だったと話した。

29日に行われたアジアカップ2019準決勝でカタール代表はアラブ首長国連邦（UAE）代表と対戦。ここまでの5試合で7ゴールを挙げるアリはこの試合にも先発出場し、37分にチーム2点目のゴールを挙げる。その後もカタールが得点を重ねて、4-0でUAEに勝利した。

大会を通して好調をキープするアリは、これで元イラン代表のアリ・ダエイ氏が持つ大会記録に並ぶ8ゴール目をマーク。この一戦の後、カタール代表ストライカーはアジアサッカー連盟（AFC）の公式ウェブサイトでコメントを残した。

「アリ・ダエイの記録に並ぶなんて考えてもいなかった。ありがたいことに得点を奪い、両親、カタールの人々、そしてチームメイトに喜びを届けることができた。ファンのために得点を決めたいと考えていて、実現できた。今は次の試合のことだけに集中し、日本のことをもっとよく分析する必要がある」

この試合でのアリのゴールには多くの賛辞が送られている。ペナルティエリアの中央よりやや左から放たれたシュートは、弧を描きながらポストに当たってネットを揺らす美しいゴールに。見事な得点を奪った同選手だが、1つのゴールよりもチームの勝利がより重要だと語った。

「もちろん、あのゴールには本当に満足している。美しいシュートだったけれど、特別な意味を持つわけではない。なぜなら、僕たちの目標は美しいゴールよりももっと大きなものだ」

「僕たちはカタール全員の夢を叶えた。そして、もっと良い夢を実現できると願っている。決勝戦は我慢が必要な戦いになるだろう。今までのことをすべて忘れて、忍耐強くプレーできたとき、僕たちは決勝戦で勝利できるはずだ」

2月1日に行われるアジアカップ決勝戦で、大会得点記録更新とともに初のアジア制覇を目指すアリが日本代表にとっての要注意選手になることに間違いはないようだ。