会長死去で悲しみに暮れる中…レスターが週末のカーディフ戦を予定通り実施へ

30日に予定されたカラバオカップは延期されるも、次節のリーグ戦より試合を行うとクラブが発表した。

レスター・シティは、週末に予定されているカーディフ・シティ戦を予定通り行うと発表した。

27日の1-1に終わったウェスト・ハム戦直後、キングパワー・スタジアムから離陸したクラブ会長のヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が所有するヘリコプターが駐車場に墜落し、炎上した。この事故で同会長を含む搭乗者5人全員の死亡が発表された。

この事故を受け、29日にはレスターに所属する全選手やスタッフ、さらに多くのサポーターが弔問のためにスタジアムに集った。さらに、30日に予定されていたカラバオカップ4回戦のサウサンプトン戦の延期が決まり、11月3日に行われる予定の敵地でのカーディフ戦の開催も不透明だった。

しかし、クラブは30日夜、この試合を予定通りに開催することを発表した。「土曜日に行われるプレミアリーグのカーディフ・シティ戦は予定通り行われる。カーディフ・シティ・スタジアムでのキックオフを前に1分間の黙祷を捧げる。クン・ヴィチャイへの敬意を表し、選手たちは黒の腕章を着用する」

一方、カーディフのCEOであるケン・チュー氏は、レスターへの援助を約束した。「土曜日にキングパワー・スタジアムで起きた惨劇の後、レスター・シティへの思いや感情が一番にある。我々はレスター・シティに今週末の試合における必要なサポートを提供するつもりだ」