伊メディアも注目のアジア杯準決「最多優勝＆決勝無敗の日本対唯一3連覇経験のイラン」

イタリア国営放送がアジアカップを特集し、準決勝で激突する日本やイランを紹介した。

アラブ首長国連邦（UAE）で開催されているアジアカップについて、イタリア国営放送『RAI』が27日、特集を組んだ。

5日に開幕したアジアカップは佳境を迎え、27日には準決勝のイラン対日本、28日には同じくカタール対UAEが行われる。イタリアメディアも「60年の歴史を持つアジアカップ」との見出しで特集を組み、注目している。イギリス統治下の香港で1956年に第1回大会が行われたアジアカップ。その60年以上にわたる歴史は、1960年に初めて開催されたユーロ（欧州選手権）よりも長く、1916年に誕生した南米大陸のコパ・アメリカに次ぐ世界で2番目に歴史のある大陸別選手権となっている。なお香港大会では、開催地の香港に加え、イスラエル、ベトナム、韓国の4チームが参戦し、韓国が初代王者に輝いたことにも触れられている。

続いて特集では、27日に準決勝で対戦する日本とイランにスポットライトが当てられている。日本については、「4度の優勝（1992年・2000年・2004年・2011年）を飾り、トロフィーの獲得数は最多である」と紹介。また特筆すべき点として、「決勝で無敗」であることを挙げている。「イランと同様に3度の優勝を誇るサウジアラビアを決勝で2回下しており、日本とサウジアラビアの勝負は“大会におけるクラシック”の1つである」と指摘した。

一方、イランについては、「アジアカップを3度制しているが、特徴的なのは3連覇（1968年・1972年・1976年）を果たした点にある。この記録を保持するのは唯一、イランだけだ」としている。さらに「韓国、サウジアラビアと同様に初出場で優勝を飾った」国の1つであることに加え、「大会での勝利数がトップで37勝（※2015年大会までの記録）にも上る」ことにも注目した。

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