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亡くなったサラの移籍金は…カーディフが支払いに応じない場合勝ち点剥奪の可能性も

飛行機事故での死亡が確認されたアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラに対して、カーディフ・シティが移籍金を支払わない場合、勝ち点が剥奪される可能性が出てきた。『PA Sport』が報じている。

サラはリーグ・アンのナントからクラブ史上最高額でプレミアリーグのカーディフへの移籍が決定。しかし、新天地に向かった1月21日に搭乗中の飛行機が消息を絶った。そして、3日にイギリス海峡の海底で小型飛行機の残骸と遺体を発見。7日夜に身元が確認され、遺体がサラ本人であることを地元警察が発表した。

スポーツ法の専門家であるジャンパオロ・モンテネリ氏によると、カーディフがサラ獲得のための移籍金1500万ポンド（約21億円）をナントに支払わない場合、プレミアリーグの勝ち点を剥奪される可能性があるという。

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ナントはカーディフに対し、移籍金の3年分割払いを求めており、10日間以内に1回目の分割金額となる527万ポンド（約7億4000万円）の振り込みを正式に申請した。カーディフ側は移籍金の支払いに応じる姿勢を見せているが、正式な支払い契約を結ぶ前に、事故にまつわる事実を究明したいと考えている。

モンテネリ氏は「支払い契約の期限が守られない場合、クラブにいくつかの影響を与える可能性がある」とし、その影響がクラブに対する警告からリーグ戦の勝ち点剥奪にまで及ぶと解説した。

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「これは非常に複雑な状況です。1人のサッカー選手を亡くし、多大な金銭面の問題とスポーツ面での問題が残った。この問題はクラブ間での話し合いで決着がつくかもしれないが、最悪の場合スポーツ仲裁裁判所が必要となる可能性がある」

この移籍金に関する問題についてカーディフのメーメット・ダルマン会長は「クラブは移籍金を支払わないとは言っていない。まずは彼の家族を尊重し、適切な時期がきたらコメントするよ」と語っている。