28日のリーガ・エスパニョーラ第10節、ヘタフェ対ベティスは2−0でヘタフェの勝利に終わった。ヘタフェMF柴崎岳、ベティスMF乾貴士の日本人対決としても注目されたが、両選手はともにベンチスタートで、出場機会を得られなかった。試合後には乾が、この一戦の感想と自身の現状について語っている。
ベティスはボールこそ保持したものの、ヘタフェの堅守を崩し切れず、後半に2点を奪われて敗戦を喫した。乾は自チームのパフォーマンスについて、次のように振り返った。
「前半の立ち上がりはすごく良かったと思います。たらればになりますが、あそこで点を取れていれば変わっていたかなと。相手のプレッシャーがすごく良くてはまってしまったところがあります。こういう相手はエイバルなど、これからも出てくるので、それをどう崩していくかっていうのが大事になります」
「特に最後のアタッキングサードの崩しの形を、もうちょっと考えないといけませんね」
「リーグでは3連敗なので、ちょっと厳しいかなというのはあるけど、チームが立て直せるチャンスはあると思ってます。次のホームでのセルタ戦もそうだし、まずはアウェーの国王杯で、勝てるようにやっていかないと」
ベティスのキケ・セティエン監督は、交代カードを1枚残したまま試合を終えた。
「1枚余っていたけど、それだけ後ろの選手はともかく、前で使える選手がいなかったというところだと思うし、自分が監督の考えの中に入っていなかったんだなと。その信頼をもう一回勝ち取っていければと」
ベティスの次戦は11月1日のコパ・デル・レイ・ベスト32、アウェーでのラシン・サンタンデール戦。ここ2試合出場機会のなかった乾だが、出番が回る可能性は高い。
「国王杯では主力の疲れを考慮して、チャンスはあると思うので、そこでアピールできれば。しっかりやりたいです」
この試合前の練習で、乾は柴崎と何かを話し込んでいた。一体、どういった内容だったのだろうか?
「お互いの現状とかいろいろね。お互い試合に出れてなくて、まあ俺はちょこちょこ出ているけど、結果を出せていない。苦しい状況になりつつあるので、その中でお互い頑張ろうと。まあ、やるしかないので頑張っていきたいです」
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