アーセン・ヴェンゲル氏は、レアル・マドリーとイングランド代表からのオファーを“2度や3度”断ったと明かした。
昨夏、クラブと新たに2年契約を結んだヴェンゲル氏だが、契約を1年前倒しして今夏に22年間率いてきたアーセナルでのキャリアにピリオドを打った。今後については現段階で未定とするも、イングランド国内で指揮を執る可能性を否定した。
将来に関するさまざまな噂が飛び交う中、ヴェンゲル監督は『beINスポーツ』で過去にレアル・マドリーから興味があったことについて触れ「スタジアム新設の時、銀行があと5年はクラブで指揮を執るか私に尋ねてきた。そして、その5年の期間の内にレアル・マドリーから最初のオファーがあった。クラブへの裏切りだからこのオファーを受理できないと考えた」と言及。
「レアル・マドリーからは2度や3度オファーがあった。彼らは私が幼少期から愛していたクラブの1つだ。さらに、レアル・マドリーからのオファーはとても魅力的で、クラブの全権を私に委ねるものだった。しかし、その頃のアーセナルはとてもナイーブな状態で、これらを断った」
また、イングランドサッカー協会(FA)からもアーセナル時代にオファーがあったと明かした。
「彼らからのオファーも2度か3度断った。あの頃は日常的にチームに関わることが私にとって重要だった。それに、イングランド代表はイングランド人が監督を務めるべきだと何度も言ってきた。ここは偉大なフットボールの国で、十分な能力を有した指揮官が何人もいるし、この仕事は私に適切なものではないと思った」
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