マルセイユの指揮官リュディ・ガルシアが、16日付のイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、25日に行われるヨーロッパリーグ(EL)ラツィオ戦などについて語った。
日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユは25日、ELのグループH第3節でラツィオと対戦する。指揮官のガルシアは過去にラツィオと敵対するローマで監督を務めた経験もあり、敵意を燃やしている。
「特別な試合だよ。私の記録(ダービー無敗)を更新したい。マルセイユにとって非常に重要な試合だ。ラツィオファンからブーイングを浴びるだろうが、構わない。私は今もこれからもずっとロマニスタだからね。試合やフェアプレーの範囲内である限り何でも結構だ。ただ敵対するのはピッチの中だけであり、外はダメだ。戦争ではないからね」
「私がラツィオ(監督)に? 絶対ない。ローマで私が行くクラブはただ一つだ。だがラツィオもリスペクトに値する。ラツィオのサポーターも常に私をリスペクトしてくれたようにね」
今も教え子であるフランチェスコ・トッティ氏やMFダニエレ・デ・ロッシ、MFアレッサンドロ・フロレンツィと連絡を取っていることを明かしているガルシアだが、2016年1月、ローマ指揮官の座を解任された際には、トッティ氏の反感を買ったことにより権威を失ったのではないかと囁かれていた。
「でたらめだ。ローマで私に問題が起きたきっかけは皆、知っている。2シーズン目の終盤、ダービーを終えて2位が確定した。その時、(首位)ユヴェントスとの差やスクデット獲得が不可能であることについて私の考えを伝えた。そこですべてが終わった。シーズンの開幕から私は烙印を押されていたようなものだ。(この件について)つい数週間前、フランチェスコもまさに同じことを言ってくれたので嬉しかったよ」
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