リーベル・プレートが延長の末南米王者に！スペイン開催の第2戦を制す

リベルタドーレス第2戦が行われ、リーベル・プレートとボカ・ジュニアーズが対戦した。

第1戦はボカのホームで行われ、2-2で終了した“スーペルクラシコ”。それからリーベル・プレートのホームで行われるはずだった第2戦はファンの暴動など度重なるアクシデントによって中止となり、ついにマドリードのサンティアゴ・ベルナベウに場所が移されることが決まった。

異例の開催となった第2戦はアウェーのボカが先制する。前半終了間際の44分、ナイタン・ナンデスのスルーパスに抜け出したダリオ・ベネデットが巧みなタッチでDFを置き去りに。キーパーとの1対1も冷静に制し、貴重な先制弾を奪う。

しかし、68分にリーベル・プレートが再び試合を振り出しに戻す。右サイドをワンツーで突破したイグナシオ・フェルナンデスが折り返すと、ルーカス・プラットが流し込む。

リベルタドーレスではアウェーゴールルールは採用されていないため、この時点で状況は全くのタイに。さらに、ボカはMFウィルマル・バリオスが2枚目のイエローカードで退場となり、数的不利に陥ってしまう。

結局試合は延長戦に突入すると、優位となっていたリーベルが再び均衡を破る。左右に素早く揺さぶると、最後はゴール右のペナルティエリア外からフアン・キンテーロが左足を振り抜く。これが豪快にゴール右へと突き刺さり、勝負を決める1点に。

10人のボカはセットプレー時にはGKも上がり、ポスト直撃の決定機なども作るなど捨て身の攻撃を見せる。それでもリーベルがアディショナルタイム、コーナーキックからのカウンターでGKのいないゴールへと独走。最後はゴンサロ・マルティネスが流し込み、ダメ押しとなる3点目が生まれる。

結局この試合を3-1、トータルスコア5-3でボカを下したリーベルが南米王者に輝いた。