リヴァプールがローマに所属するブラジル代表GKアリソンの獲得に向けてオファーを出したようだ。『Goal』の取材で明らかになった。
2017-18シーズンにチャンピオンズリーグ決勝にまでコマを進めたリヴァプールだが、レアル・マドリーとの一戦で守護神のロリス・カリウスがミスを連発し、1-3で敗れて準優勝に終わっていた。ユルゲン・クロップ監督はドイツ人GKに加え、不安定なパフォーマンスに終始するシモン・ミニョレに対して我慢の限界に達し、今夏の新GK獲得を熱望していると考えられている。
そして、リヴァプールが白羽の矢を立てたのがローマで高いレベルのパフォーマンスを続け、今では欧州でプレーするベストGKの1人とされるアリソン。ロシアで行われたワールドカップでは、マンチェスター・シティのエデルソンを差し置いてセレソンの守護神として全5試合に出場し、チームはベスト8で敗退するも、安定したプレーを見せていた。
ブラジル代表の正守護神を務めるアリソンには、ティボー・クルトゥワの流出が濃厚なチェルシーをはじめ多くのクラブが獲得を狙う。そんな中、リヴァプールはついに同選手の移籍に向けてローマに対して6200万ポンド（約92億円）の移籍金を手に交渉をスタートさせるようだ。
ローマの設定金額は6700万ポンド（約99億円）と500万ポンド（約7億4000万円）ほどの開きがあるが、代理人をはじめ選手側はこの移籍に前向きとされている。仮に実現すればGKの史上最高額を更新することになるが、はたしてリヴァプールは交渉をまとめられるのだろうか。
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