ラツィオに所属するオランダ代表DFステファン・デ・フライが、インテルと契約を結び、レーガ・セリエAに提出済みであると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が10日、伝えている。
デ・フライはかねてより、シーズン終了後のフリーでの移籍を目指しており、過去にラツィオから契約延長オファーを提示されたが固辞。2月にはインテルと個人間で合意に至っていた。今回、ラツィオDFは、インテルと年俸420万ユーロ（約5.5億円）の5年契約にサインし、すでにレーガに提出したようだ。ラツィオとの契約が切れた7月から新天地でプレーすることになる。デ・フライは、インテルにとって、2018-19シーズン最初の獲得選手となり、昨夏に加入したDFミラン・シュクリニアルとともにセリエA最高峰のセンターバックコンビを形成することになる。
だが今シーズン、最終節にラツィオ対インテルの一戦が組まれていることから、波紋を呼んでいる。両クラブは現在、来シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）出場権を懸けて戦っており、5位のインテルがCL圏内のラツィオをわずか2ポイント差で追う展開となっている。このためCL出場に大きな影響を及ぼす両クラブの直接対決において、インテル移籍が決まったデ・フライを起用するかどうかが注目されている。
現在、所属するラツィオのために忠誠を尽くし、勝利へ導けば、来シーズンの所属先インテルがCL出場できない可能性もあり、オランダ代表DFはジレンマに悩まされることになる。
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