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■C・ロナウド、絶大な存在感
(C)Getty Imagesユヴェントスの強さは別次元だ。前半戦19試合で17勝2分(勝ち点53)というのは、5大リーグで過去誰も成し遂げたことのない数字。まだ新年すら迎えていないうちに、スクデット争いにはすでに事実上の決着がついてしまった。後半戦もこのペースを保てば、アントニオ・コンテ監督時代の2013-14シーズンに記録した勝ち点103というレコードの更新も濃厚。いずれにしても、前人未到のスクデット8連覇はもはや既成事実と言っていい。
ユヴェントスがセリエAの中で他を寄せつけない「別格」の存在であること自体は、今に始まったことではない。しかしそれがここまで露骨にピッチ上に表れたのは初めてだろう。それを象徴するのはやはり、クリスティアーノ・ロナウドという存在である。19試合すべてに出場(うち先発17試合)して、得点王レースのトップを走る14ゴール。6アシストも含めれば、19試合中15試合で得点に絡んでおり、攻撃における存在感は絶大なものがある。
キャリアのピークを過ぎた33歳でセリエAという新しい舞台にやって来て、果たしてこれまでと同じように圧倒的な違いを作り出すことができるのか、という疑いの声もなかったわけではない。しかしC・ロナウドは、レアル・マドリー時代に確立したフィニッシュに特化したプレースタイルを潔く捨てて、組み立てと崩しにも積極的に絡みつつ、周囲と連携しながらチャンスメイク、アシスト、そしてフィニッシュと攻撃の全てのフェーズで中心的な役割を果たすという新たなあり方を短期間で見出し、攻撃の絶対的なリーダーとしての地位を築き上げた。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、そのC・ロナウド、ミラレム・ピャニッチ、レオナルド・ボヌッチ、ヴォイチェフ・シュチェスニーというセンターラインを固定しつつ、それ以外のポジションは対戦相手やチーム状況に応じて積極的なターンオーバーを行っている。にもかかわらず、常にチーム全体が組織として効果的に機能しているのは素晴らしい。
■焦点はCL争い

順位表を俯瞰的に見ると、ユヴェントスがトップを独走、ナポリとインテルが2番手を争い、その後ろでラツィオ、ミラン、ローマ、サンプドリア、アタランタ、トリノ、フィオレンティーナ、サッスオーロ、パルマという9チームがやや縦長の中位グループを形成、そこから遅れたチームが尻尾のようにつながり、その最後尾を走るキエーヴォ、フロジノーネが降格ラインから千切れかけているという構図になる。
スクデットがユヴェントスの「専管事項」なのは開幕前から予想がついていただけに、シーズンの興味はむしろ2~4位、つまりチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに集まりそうだ。開幕前の下馬評では、昨シーズン2~4位を占めたナポリ、ローマ、インテルに、ラツィオ、そしてミランがどこまで絡んでくるかが焦点という見方が強かった。この中で期待通りの結果を残しているのがナポリとインテル、紆余曲折がありながらまずまず及第点をクリアしたのがラツィオとミラン、そして少なからず期待を裏切ったのがローマ、というのが前半戦終了時点での状況だ。
今シーズンからナポリを率いるアンチェロッティは、決まりごとの多い緻密な戦術でチームを組織的に機能させた一方で、個々のプレーヤーを縛り過ぎるきらいもあった前監督サッリとは対照的に、その基本的な路線はそのまま継承しつつも、戦術的な枠組みを緩めることで選手をのびのびとプレーさせ、個の力をより引き出すというアプローチを採った。昨シーズンと同じ4-3-3で開幕に臨みながら、第3節サンプドリア戦での完敗を機に、守備の局面では4-4-2、攻撃では3-5-2という可変システムに移行、左ウイングから2トップの一角にポジションを移したロレンツォ・インシーニェは守備の負担が軽減されると同時に、前線をより広く動いて高い頻度でフィニッシュに絡んで攻撃の中核を担っている。積極的なターンオーバーで戦力を有効活用している点も前監督と異なるところ。ここまですでに10得点のアレク・ミリクを筆頭に、アダム・ウナス、アマドゥ・ディアワラ、ニコラ・マクシモヴィッチなど昨シーズンは出番が少なかった選手も重要な貢献を果たしている。
■4-3-3で固まりつつあるインテル
(C)Getty Imagesルチアーノ・スパレッティ監督2年目のインテルは、19試合中クリーンシート10試合、2失点以上がわずか3試合という安定した守備を土台に手堅く勝ち点を積み上げている。2位ナポリとの5ポイント差は、開幕からの4試合でサッスオーロ、パルマに取りこぼした出足の躓きゆえ。指揮官たっての要望を受けてローマから引き抜いたラジャ・ナインゴランが故障がちでパフォーマンスが上がらないだけでなく、遅刻などの規律違反を繰り返してクラブから謹慎処分を受けたのが気になるところだが、そのナインゴランの故障離脱を機に4-2-3-1から移行した4-3-3でチームが固まったのは怪我の功名か。オーナーである蘇寧グループ総帥・張近東の子息である張康陽が10月に会長に就任、12月には現在のユヴェントスの覇権を築いた敏腕経営者ジュゼッペ・マロッタをGMに迎えるなどクラブの体制も堅固になり、2014年にモラッティ家の手を離れて以来続いてきた、ピッチ上、ピッチ外ともに煮え切らない状況にも、やっと終止符が打たれそうな状況だ。
■ミラン、ローマ勢の後半は…
(C)Getty Images本来ならばナポリ、インテルと2位争いを演じて然るべきであるにもかかわらず、二度にわたって1ヶ月以上勝ち星から遠ざかるなど不安定な戦いぶりで、どうにかEL圏内の6位にぶら下がるという苦しい状況で前半戦を折り返したのがローマだ。財政的な事情もあってアリソン、ナインゴラン、ケヴィン・ストロートマンという主力を売却。昨シーズンCLベスト4進出を果たしたチームの再構築を迫られたディ・フランチェスコ監督は、デ・ロッシ、ゼコ、エル・シャーラウィといった主力の相次ぐ故障もあり、システムとメンバーをやり繰りしながら毎週の試合を乗り切るのに精一杯という状況だ。結果レベルでの波の大きさに業を煮やしたマスコミやサポーターからは、モンチSDや指揮官に対してネガティブな圧力が高まっている。だがその一方では、19歳の超新星ニコロ・ザニオーロを筆頭に、パトリック・シック、ジェンギズ・ウンデル、ブライアン・クリスタンテ、ロレンツォとルカの両ペッレグリーニなど、U23世代の若手が出場機会を活かして急成長中、将来が楽しみなチームに育ちつつある。目先の勝ち負けとチームとしての将来性のバランスをどう取って行くのかは、後半戦の注目点だ。
昨シーズン最終戦でCL出場権を逃したラツィオ、そして中国資本の不安定な経営がわずか1年で破綻、アメリカの大手ヘッジファンド・エリオットの下でレオナルド、マルディーニというOBペアを強化責任者に据えて5年ぶりのCL復帰を目指すミランは、ともに得点力に難を抱えて、勝ち切れずに引き分けに終わる試合が多く、トップ3から大きく離されての4位争いを展開中。後半戦はこの2チームにローマを加えた3チームが最後のCL出場枠(4位)を争い、そこからこぼれた2チームにサンプドリア、アタランタ、トリノあたりが加わってヨーロッパリーグ出場権(5~7位)を争うという展開になりそうだ。
■得点王の本命はC・ロナウド

得点王レースは、14得点のC・ロナウドを先頭に、ジェノアの新戦力にして今シーズン最大のサプライズと言えるクシシュトフ・ピョンテク(13得点)、36歳にしてキャリア初の20ゴール超えを記録しそうなファビオ・クアリアレッラ(サンプドリア・12得点)がそれに続くという展開。固め打ちこそないがほぼ毎試合のようにゴールを重ねているC・ロナウドがやはり本命か。
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