ブンデスリーガは9日に第21節が行われ、ドルトムントはホッフェンハイムと対戦した。
第21節終了時点でわずか1敗と、首位を維持するドルトムント。翌日に試合を控えるバイエルンや2位ボルシアMGとの首位争いを優位に進めるためにも3ポイントをねらう中、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに難敵ホッフェンハイムを迎えた。
この一戦では主将のロイス、そしてファーブル監督が病気のため欠場。最前線にはフィリップが入り、ヴァイグルはセンターバックとしてスタメンに名を連ねた。
序盤からお互いに積極的に入り、攻守が激しく入れ替わる展開となる。すると、11分にドルトムントがネットを揺らすことに成功。丁寧なビルドアップからワンタッチパスを繋ぎ、右サイドのサンチョがゴール前に侵入。一度シュートはブロックされたが、もう一度サンチョの前にこぼれ、ボックス内で相手をかわしにいく。最後はGKのブロックがサンチョに当たり、ネットに収まった。しかし、サンチョがDFをかわした際にオフサイドポジションにいたゲッツェがプレーに関与したとして、ビデオ判定の結果ノーゴールとなった。
優勢に進めるドルトムントは、22分にフィリップが枠をわずかに外れるミドルを放つ。すると32分、今度こそ先制に成功。左サイドのスローインから、中で受けたサンチョがピシュチェクとワンツーでエリア内に侵入。自ら持ち出し、ネットを揺らした。18歳新星の今季7ゴール目で、ホームチームが先手を取る。
勢いの止まらないドルトムントは、43分に追加点。カウンターから左サイドを駆け上がったサンチョがシュートを放つと、GKに弾かれたボールをゲッツェが詰めた。ドルトムントは良い時間のまま、2点をリードする。前半はこのまま終了した。
後半序盤は、前線からのプレスに人数を割いてきたホッフェンハイムが攻勢。ゴールに迫るシーンを増やし、52分にはシュルツがシュートを放ったが、わずかに枠を外れた。さらに55分には、ジョエリントンが力強さを見せて中央を強引に突破し。近距離からシュートを放ったが、GKビュルキがスーパーセーブを見せた。さらに61分にもヴェルフォディルがエリア内で反転シュートを放ったが、ここもGKビュルキがストップしている。
守護神の奮闘に応えたいドルトムントだったが、66分にダメ押しの3点目。左サイドで作ると、サンチョがボックス内にヒールパス。受けたゲッツェがクロスを送り、ゲレイロが押し込んだ。苦しい時間が続いたドルトムントだったが、相手を突き放すことに成功する。
諦めないホッフェンハイムは、75分にクロスから最後はヴェルフォディルが詰めて1点を返す。すると83分、左サイドで素速くリスタートし、最後は大外から走り込んだカデジャベクがヘッドでゴールを奪った。攻勢のホッフェンハイムが1点差に詰め寄る。
すると87分、ついにホッフェンハイムが同点に追いつく。セットプレーからヴェルフォディルがこの日自身2点目を挙げ、3点差から試合を降り出しに戻す。
試合はこのまま終了。3点差を追いつかれてドローとなったドルトムントは、公式戦3試合勝ち無しに。次戦は、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でトッテナムと激突する。一方のホッフェンハイムは、ブンデスリーガ第22節でハノーファーと対戦する。
■試合結果
ドルトムント 3-3 ホッフェンハイム
■得点者
ドルトムント：サンチョ（32分）、ゲッツェ（43分）、ゲレイロ（66分）
ホッフェンハイム：ヴェルフォディル（75分、87分）、カデジャベク（83分）
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