ウサイン・ボルト氏は、プロフットボーラーになる夢をこれ以上追いかけることはないと明かした。
オリンピックで通算8個の金メダルに輝き、100mと200mでは世界最速記録を持つ元陸上界のスーパースターであるボルト氏は、2017年にトラック競技からの引退を発表。その後、子供のころからの夢であったというプロフットボーラーになりたいと公言し、夢に向かって積極的に活動してきた。
これまでにドルトムントやノルウェーのストレームスゴトセトといったクラブのトレーニングに参加し、昨夏にはオーストラリアのA・リーグに所属するセントラル・コースト・マリナーズに練習生として加入。プレシーズンマッチではゴールを挙げる活躍を見せるなど、プロフットボーラーとしての契約に大きく近づいていた。
しかし、サラリー面などが理由でボルト氏とマリナーズは折り合いがつかず、そのまま交渉は決裂。その結果、11月上旬に双方の合意の下で、練習生としての契約を解消する。その他にも、マルタのバレッタなどからもオファーを受けていたようだが、ボルト氏が拒否する形で契約には至らなかった。
そして、ボルト氏はついにプロフットボーラーになるという夢に区切りをつける決断を下した模様だ。同氏は「これは良い経験だった。私は本当に楽しめたし、陸上競技とは全くの別物だった。楽しかったが、これで終わった」と語り、今後についても口を開いた。
「今は多くのことをやっている。スポーツでの人生はおしまいだ。今は別のことをしようと動き出していて、多くの進行していることがある。できる限り全てのことに手を出してみて、今後はビジネスマンになろうと考えている」
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