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ビジャレアルFWサンソーネが語るこれまでと将来「移籍は考えているよ」

■突然の移籍

2016 年夏。ビジャレアルが移籍金1400万ユーロ(約18億円)でニコラ・サンソーネを引き抜いたのはまさに青天の霹靂だった。当時のサッスオーロは、史上初となるヨーロッパリーグ(EL)出場に向けて準備を進めていたが、EL予選を含めたそれまでの奇跡の快進撃を支えた主役の1人を放出してしまったこととなる。

しかしながら、サンソーネは大きな希望を胸にビジャレアルへ旅立った。イタリア代表の公式戦(マケドニア対イタリア、イタリアが3-2で勝利)でもデビューを飾ることができ、スペインでの冒険の始まりは、十分に満足できるものと言えるだろう。このシーズン、サンソーネはふくらはぎのトラブルにより、才能が開花するまで時間を要したが、ケガで欠場した試合があったことを差し引いても、ビジャレアルが投資した金額に相応しいことを確かに証明したのである。

■「メッシのほうが印象深いけど、ロナウドのほうが好き」

『Goal』の独占インタビューに答えたニコラ・サンソーネは、まずセリエAとリーガ・エスパニョーラの違いについて語ってくれた。

「スペインリーグが“別レベル”にあるのかどうかは分からないけど、イタリアリーグと比較して、よりインテンシティが高いなどの違いは当然あると思うよ」

そしてリーガで間近に見た現代を代表する最強選手の2人、FWクリスティアーノ・ロナウドとFWリオネル・メッシについてはこう語る。

「僕は2人と対戦したけど、メッシの方が強く印象に残ったね。でも個人的には、C・ロナウドの方が好きかな。才能だけでなく、ジムでもハードなトレーニングをこなしていて、あらゆる細部までケアしているんだ。もっと上手くなろう、常に最高のプレーヤーであろうという意欲に溢れているところにも好感が持てるね。メッシが優れているのは、1対1やドリブルのスピードだね。まるでボールがいつも足にくっついているかのようにプレーするんだ。それに加えて彼は類まれな戦術眼も持っているんだ」

Nicola Sansone VillarrealGetty

■VARについては「好意的」

リーガでは、複数のスター選手がプレーしているが、ブンデスリーガやエールディヴィジでも採用が始まったVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)は導入されていない。

「スペインではゴールライン・テクノロジーですら導入されていないけど、もし使用されることがあれば、非常に有効な手段になると思うよ。判断を下すために時間がかなりかかることもあるかもしれないけど、僕はいい印象を抱いている」

それでは、サンソーネは審判員についてどのように思っているのだろう。レアル・マドリーやバルセロナに対し、スペイン人審判員の“忖度”が疑われることもあるが……。

「審判員は苦悩しているか? ああ、当然だよ。でもこれはイタリアでもドイツでも同じこと。ビッグクラブがピッチに立っていれば、審判員の苦悩は世界中どこでも起こることだと思うね」

■移籍直後の華麗な活躍と将来について

サンソーネはスペイン移籍後まもなく、レアル・ソシエダ戦で華麗なゴールを決めている。

「あれはおそらく、僕が決めたゴールの中で最も美しいゴールだったと思うよ。新聞の一面に掲載されて、たくさんの誉め言葉をもらったしね。それに僕を獲得したビジャレアルについてもよく書かれていた。あの頃、僕はまだ無名の存在だったから」

サンソーネは2年目のシーズンも及第点のパフォーマンスを見せ、本人もビジャレアルでの居心地の良さを実感しているという。だが、この場にとどまるつもりはない。

「ここはすごく居心地が良いね。ケガで3カ月の離脱はあったけど、少ないながらの出場機会で、常に良いプレーができたと思う。でも出場機会が少ないことを自覚しているし、これについては満足できていないよ。だから移籍は考えているんだ。イタリア復帰? イタリアは技術的な観点より、個人的な意味で恋しいかな。だけどセリエAに復帰できたら嬉しいよ。いずれにせよ、夏になれば答えが分かるさ」

PS Nicola Sansone 2

■エウゼビオ・ディ・フランチェスコは「偉大な監督」

彼の古巣であるサッスオーロは今シーズン、セリエAで苦しんでいたことをサンソーネも認識している。

「長年チームを率いた監督が変われば、常に困難はつきものさ。でも、最終的に残留を勝ち取ることができたからよかったと思う」

彼の恩師であるエウゼビオ・ディ・フランチェスコはローマにおいて今季のイタリアサッカーを代表する活躍を見せたが、サンソーネは「彼は偉大な監督だから予想していた」と明かす。そして「バルセロナ戦やリヴァプール戦では、彼のローマを応援したよ」とほほ笑んだ。

その一方で、今年の夏は、ワールドカップ出場を逃したイタリアにとって苦い夏となることは間違いない。サンソーネ自身もヴェントゥーラ指揮下で代表メンバーに招集された経験を持つが、アッズーリのユニフォームを着るチャンスが再び訪れることを望む。

「国外でプレーすることが、代表選考で不利になったとは考えていないね。僕は途中からヴェントゥーラにとって構想外になっただけだと思う。でもコンスタントに出場機会を得られれば、新体制の代表メンバーに選ばれる可能性はあるはずさ」

Nicola Sansone Sassuolo Juventus Serie A

■サンソーネが語る、ナポリとユヴェントスの違い

セリエAでは、ナポリとの一騎打ちを制したユヴェントスが、スクデットを手中に収めたが、自身の見解をこう示す。

「ナポリはスクデットに相応しかったと思うけど、美しいプレーだけではスクデットを獲れないんだよ。それにナポリの選手層はユーヴェと比較して薄い。これが大きな差を生んだんじゃないかな」

ナポリは、サンソーネが過去に得点を奪ったビッグクラブの1つだ。そして、彼の才能に関心を示していたクラブの一つでもある。

「僕がケガをしていた1月、ナポリは僕をレンタルで獲得しようとしていたんだ。でも、残念なことに取引は成立しなかったけどね」

その数週間後のことだった。FWセドリック・バカンブがビジャレアルを離れ、中国へ電撃移籍。これについてサンソーネは正直な想いを口にした。

「僕でも行くかもしれないね。だってサッカー人生は短いんだ。家族のために大金を稼ぐチャンスがあるのなら、それはそれでいいんじゃない?」

PS Nicola Sansone 1

■バイエルン・ミュンヘンに戻りたい?

サンソーネのキャリアを振り返れば、バイエルン・ミュンヘンの下部組織からスタートし、チームメートにはDFダヴィド・アラバがいた。移籍を望んでいることははっきりしたが、ミュンヘンへの未練はあるのだろうか。

「ダヴィドは当時からすでにカンピオーネの風格を醸し出していたね。僕も、バイエルン・ミュンヘンに戻ることができれば、本当に嬉しいよ。僕の生まれ故郷だし、家族も友人もいるからね」

一点の曇りもない野心を見せるサンソーネだが、ナポリやユヴェントス、インテル、バルセロナからゴールを奪った彼にとって、大望を抱くことは当然とも言える。この夏、彼が向かう先に期待したい。

文=レナト・マイサーニ/Renato Maisani

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