FC町田ゼルビアを運営する株式会社ゼルビアは1日、第三者割当増資にて発行する株式を発行したことを発表。株式会社サイバーエージェントも同日に「FC町田ゼルビアのグループ参画について」のリリースを公表し、町田の株式引受けについて決議したと発表した。
町田は、今季の明治安田生命J2リーグで33試合を消化して勝ち点61の3位につけており、優勝争いを展開している。しかし、今季のJ1クラブライセンスを保有していないため、仮に自動昇格、J1参入プレーオフ圏内に入ったとしても、J1行きは叶わない状況だ。
さらに、9月27日に発表された2019年(来季)のJリーグクラブライセンスについても、町田はJ1資格を取得できず。「1万5千人以上が入場可能なスタジアムを有すること、設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する専用の練習場を用意すること」がJ1ライセンス取得に必要であることを明かしていた。
町田が1日に発表した「J1ライセンス取得に向けたクラブの体制強化について」の声明では、今回の決定は「クラブ内で数年間、様々な議論を重ねて参りました」とし、「夢をもっていただけるクラブになるためには、クラブの改革が必要だという結論に至りました」と説明した。
その上で設備面での調整が「難航している現実がございます」と背景を明かし、その中で「株式会社サイバーエージェント様とのご縁が生まれ、藤田晋社長と対話を重ねるうちに、FC町田ゼルビアの理念に共感していただきました」とクラブ体制強化へサイバーエージェントと意思統一ができたことを説明。
その上で「これまでのクラブの成り立ちや歴史を尊重していただき、現状の株式会社ゼルビアに+αの協力を仰ぎながら、Jリーグのトップクラブを目指して参ります」と今後の指針を記した。
J1ライセンス取得に必要な「練習場の整備に関しましては既に、株式会社サイバーエージェント様より、サポートの確約をいただいております」と明言。「なるべく早期に着工し、J1ライセンスの取得、そして選手のプレー環境の向上に努めて参ります。また近い将来、東京・町田発世界に通じるビッグクラブ創設を両者の共通目標として活動致します」と続けた。
最後に「ファン・サポーター、パートナー企業の皆様におかれましては、本方針に関しましてご理解とご協力を承れますようお願い申し上げます」と、協力を呼びかけている。
サイバーエージェントも同日に声明を発表し、「FC町田ゼルビアが創設時より培ってきたクラブ理念を尊重しながら、当社が運営する多数のインターネットサービスを通じて、FC町田ゼルビアのサポーターへの情報提供やサービスの充実、新たなサポーター層の獲得を図るとともに、早期のJ1ライセンス取得を目標に、必要となるインフラ整備へと着手することで、東京・町田発世界に通じるビッグクラブへの成長を両者の共通目標として目指してまいります」と今後に向けての方針を記している。サイバーエージェントは町田の株式の80パーセントを取得。総額は11億4800万円になるという。
なお、町田は後日開催する臨時株主総会を経てサイバーエージェントへの参画が正式に決定する。
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