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カッサーノ、3部買収ベルルスコーニ氏のオファーを拒否「俺はセリエAクラスの選手」

長らく実戦から遠ざかっている元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが、イタリア紙『イル・セーコロXIX』のインタビューに応じ、セリエC(イタリア3部)モンツァ加入の可能性を否定した。

カッサーノは2017年1月に当時の所属先であるサンプドリアとの契約を解除し、同年7月にセリエAに昇格したばかりだったヴェローナと契約を結んだ。しかし「フィーリングが合わない」ことを理由に1カ月も経たずに退団。一時は現役引退を示唆するも発言撤回を繰り返し、今後の去就は依然として明確にされていない。

そんなカッサーノに新たなオファーが舞い込んだ。31年間にわたりミランの名物会長として親しまれたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が先日、ミラノ郊外に拠点を置くモンツァを買収。かつての盟友アドリアーノ・ガリアーニ氏とともにクラブの経営に再び乗り出した。元ミラン会長らは所属先の決まっていないカッサーノに白羽の矢を立て、オファーを提案した。しかし元イタリア代表FWは、セリエAでないことを理由に断りを入れた。

「ベルルスコーニやガリアーニのような重鎮が俺のことを考えてくれているなんて、光栄なことだよ。だがリーグ戦を何試合かテレビで見たけど、俺はまだセリエAクラスの選手であると思っている。全世界のクオリティだって本当にパッとしない。だからこそ俺はセリエA復帰を優先している。まだ違いを見せることができると確信している」

■ジェノヴァ近郊のエンテッラにラブコール

またカッサーノは、家族とともに暮らすジェノヴァ近郊のクラブを希望しており、セリエCエンテッラのオファーであれば検討する意向を示している。

「だがどうしてもカテゴリーを変えなければならないとしたら、セリエBやセリエCで俺が行くチームはただ一つ、エンテッラだけだ。(アントニオ)ゴッツィ会長とは長年、親しくしているし、(拠点を置く)キアーヴァリも好きで、家族と何度も行く場所だ。それにエンテッラで歴史を刻みたいと思う。ゴッツィ会長は素晴らしい人物だし、一緒にやっていけるはずだと確信している。エンテッラならCであろうがBであろうが、俺にとって問題はない」

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