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アーセナルのレジェンドである元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏が、同クラブのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーの慰留に失敗したクラブを批判した。
2008年にカーディフ・シティから加入後、アーセナルで10年以上を過ごしてきたラムジー。しかし、今季限りとなっているクラブとの契約に関して延長交渉は進展せず、先日にはユヴェントス移籍が合意したことが伝えられた。
夏のフリー移籍を前にメディカルチェックを終えたとも報じられる中、ラムジーは19日に行われたプレミアリーグ第23節のチェルシー戦で先発。相手のキーマンであるジョルジーニョを潰しつつ、豊富な運動量で攻撃を活性化する好パフォーマンスを見せた。
『BT Sports』で解説を務めたキーオン氏は試合後、ラムジーの去就について、「彼が今日、攻撃時と守備時のどちらにおいても見せていたものを考えると悲しいね」とコメント。さらに、「彼が出ていくことを考えると、少し吐き気を催すほどだよ。チームが前進しようとしている中、凄く重要な一人の選手がその将来にいない」と退団が決定的な状況を嘆き、「アーセナルは彼を失った。誰がそのような決定を下したのは知らない」と、契約延長交渉から自ら降りたとも言われるクラブの判断に納得がいっていない様子だった。
5位のアーセナルは、今回の勝利で4位のチェルシーとの勝ち点差を3ポイントとし、来季チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて大きな後押しを得ている。契約満了までチームにコミットし続ける姿勢を見せたラムジーのパフォーマンスに今後も期待がかかる。
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