「もっともっと良くなっていく」。ホーム開幕・鳥栖戦を迎えるFC東京。東慶悟、久保建英の思い

9日から10日にかけて明治安田生命J1リーグ第3節が開催される。『DAZN（ダゾーン）』では今季も毎節『Jリーグプレビューショー』を配信中だ。Goalでは番組の中から、10日に味の素スタジアムでサガン鳥栖とのホーム開幕戦を迎えるFC東京を取り上げる。今季から10番を背負うキャプテン東慶悟、そして横浜F・マリノスへの期限付き移籍から復帰した久保建英。攻守の軸を担う中盤の両選手が懸けるシーズンへの思いとは。

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■久保は今季のチームの「強み」

FC東京にとってのホーム開幕戦だ。開幕2節をアウェイで戦い1勝1分の3位につける青赤軍団が10日、今季未勝利の18位・サガン鳥栖を味の素スタジアムに迎える。

以下に続く

東「僕自身、キャプテンとして10番を背負って味スタで戦うのは初めてですから」

今年のFC東京の象徴、東慶悟。新たな東京の顔として強い思いを持っている。

次の試合

東「まだまだ良くなるなという自分の手ごたえもありますし、もっともっと良くなっていく自信はあります」

そして、ここまでの2節、目を見張るプレーを見せているのが17歳、久保建英だ。

久保「こうやって試合に出られていることは非常にうれしく思いますが、充実しているかといえばまだまだ満足はしていません。もっともっとどこが相手でも「怖い選手だ」と思われる選手になっていきたいです」

キャプテンである東は、今季チームの「強み」としての久保のプレーを評価している。

東「ドリブルで運んでくれるのはチームとして去年なかった部分かなと思いますし、まだまだいいものが出ると思います。彼自身ももっともっと良くなっていくと思うのでそれを生かせてあげたいなという気持ちもあります」

久保「（ここまでのプレーは）スタメンを張れる出来ではあるかなと思いますが、結果が出せていない現状もあるので、しっかり得点だったりアシストだったり試合を決定づける仕事に絡んでいきたいと思います」

昨季、そして今季FC東京でも期限付き移籍先の横浜FMでもコンスタントに出場機会がつかめているわけではなかった。だが今シーズン、大きく変貌を遂げ、チームの中心としてピッチに立っている。一体久保に何が起きたのか？　東は証言する。

東「練習以外のところではまだまだ高校生だなっていうところはもちろんありますが、キャンプから今年は違うと感じる、誰もが分かるくらい取り組みは、スタートから違っていました。間違いなくスタメン出られると言うか出てくるなというのはキャンプで感じていました」

久保「去年のキャンプも自分のなかでは悪くありませんでした。いい滑り出しと思っていた中での苦悩の日々が待っていたので。それを知っている分、誰よりもがんばるというか、誰よりもピッチ上で結果を出すという気持ちで臨んでいるところは、去年より強かったと思います。慣れというのもありますし、何試合かやらせていただいてフィジカルコンタクトやプレースピードのレベルに慣れたきたかなというのもあります。この冬に重点的に筋トレをバリバリやったわけではなく、小さいときから積み重ねてきたものが、近いレベルに来ているという感じです」

■今までの鳥栖という感覚は捨てたほうがいい

©DAZN

久保「守備もやらないと試合に出られないですし、その必要性は感じていました。自分のなかでは攻撃のための守備だというふうにも思っていて、攻撃で自分が仕事をしたいのであれば、守備でボールを奪うなり、コースを限定するなりしてマイボールにしないと始まらないと思います。誰かが取ってくれる、誰かがやってくれるというのではなく、自分もしっかりボールを奪ったり、コースを限定したりチームに貢献してそこからボールを奪ったあとにすぐ攻撃に出れるようにというところの2つを心がけています」

そして迎える今週末、FC東京はホーム開幕戦。相手は2015年以来勝てていないサガン鳥栖だ。

東「監督が代わって、メンバーも代わっているので今までの鳥栖という感覚は捨てたほうがいいと思います。僕自身もキャプテンで10番で味スタで戦うのは初めてですし、僕たち今年は上を目指さないといけないので、どんな相手でも勝ち点3を取れるサッカーというのを見せたいと思います」

久保「前線には新加入のクエンカ選手だったり、金崎夢生選手、フェルナンド・トーレス選手だったり、パンチの効いている個がいると思うので、個でも負けたくないと思います。チームの勝利につながるような仕事を大なり小なりしていければいいかなと思っていて、正直個人としては早く点を取りたいという気持ちもあるので、一つの結果は求めていきたいと思います」

首都・東京での最初のゲームは、日曜14時、味の素スタジアムでキックオフ。