日本代表監督を電撃解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が27日、都内で会見を行った。16時に始まった会見は質疑応答を含めて17時30分過ぎに終了。90分以上にわたった同会見でのハリル氏の主張のポイントをまとめた。
1.なぜ解任されたのか分からない
会見のなかで何度も「なぜ私が解任されるのか分からない」と語気を荒らげたハリルホジッチ氏。日本サッカー協会(JFA)の決定が理解不能であり、まったく納得できていないと強調。「真実が分からない、教えてほしい」という不可解な解任劇だったという事実のみが残った。
2.JFAの判断は世界的に見てリスペクトがない
冒頭、「人生で一番つらい時期を過ごした」と述べたハリルホジッチ氏。サッカーに「45年間関わってきた中で初めての経験であり、リスペクトがなかった」と悔しさと失望を何度も吐露。「私自身がナイーブで物事を知らなかった」と半ば諦めとも取れる表現で協会の決定を批判した。
3.選手とのコミュニケーションに問題はなかった
田嶋幸三JFA会長は解任の理由の一つとして「選手との信頼関係の喪失」を挙げていたが、これを完全否定。監督に就任した3年前から海外組、国内組問わず、何度も選手たちと連絡を取り合い、何の問題もなかったことを強調する。一方で選手たちが自身のやり方に慣れていなかった可能性も示唆したが、「誰とコミュニケーションが取れていないのか教えてほしいくらい」と反論した。
4.就任当初の目標はW杯予選を通過すること
JFAが依頼してきた仕事は「W杯予選を通過すること」。目標を達成したので、あとは本戦に向けやっていこうという段階だった。
5.ベルギー遠征はW杯本戦のための調整だった
田嶋会長は今年3月のベルギー遠征の試合内容も解任理由の一つに述べていたが、この遠征は「あくまでもW杯本戦の調整」であり、この試合結果が自分の進退に関わるとは思っていなかったと強調。23人を選抜するための良いデータを得られことで、逆に手ごたえがあったとも述べている。
6.JFAは問題を言ってくれなかった
田嶋会長やテクニカルスタッフとのやりとりで「不満を漏らしそうな選手がいる」とは聞いていた。問題があるのなら会長や西野技術委員長に警鐘を鳴らしてほしかったが、結局何もなかったと主張。「すごくショックを受けたのは誰も何も教えてくれなかったこと。会長がパリにきたが、突然の解雇だった」とまさに寝耳に水だったことを強調した。
7.日本代表への気持ちは揺るがない
「最後の仕事をしたかった」と落胆したハリル氏。しかし、日本代表への気持ちは揺るぎなく、「チーム、スタッフたちに心が通っていると信じている。頑張ってください」とエールを送った。
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