2018-08-24-kashima-iwata-inukai(C)KASHIMA ANTLERS

鹿島、宿敵・磐田との対戦。J1初ゴールも、鹿島DF犬飼は終盤の同点劇に笑顔なし

■宿敵にまたしてもドロー。ホームで勝ち切れず

宿敵を迎え撃ったホームゲームは、失意の引き分けに終わった。

カシマスタジアムで今季初の3連勝を目指した鹿島アントラーズは、スコアレスで迎えた71分にMF永木亮太の左CKから犬飼智也が押し込んで先制に成功する。1-0のまま、迎えた後半アディショナルタイム。痛恨のハンドでPKを与え、土壇場でジュビロ磐田に追い付かれた。ホームで勝ち切れず、引き分けに終わった。

リーグ前半戦では3-3の打ち合いで敵地ヤマハスタジアムでドロー。また昨シーズンの最終戦では、同じくヤマハで0-0のスコアレスドローでリーグ優勝を最後の最後に逃すという悔しい戦いが続いている宿敵相手の一戦だっただけに、選手たちも闘志を燃やしていた。

「どちらが集中を切らさずにプレーできるか、という試合になる」と、7月11日の公式戦再開以来10試合、チームで唯一フル出場を果たしている犬飼は試合前、勝敗のポイントを挙げていた。その言葉どおり、序盤から両者が相手の出方を見定める拮抗した試合展開となった。

前半をスコアレスで終え、後半に入って56分、鹿島の大岩剛監督はJ1初先発となったMF田中稔也に代え、DF安西幸輝を投入。この交代により左サイドが活性化され、鹿島は敵陣でのプレータイムを増やしていく。

そして71分、待望のゴールはセットプレーから生まれた。永木が蹴った左CK、鋭いボールがニアサイドへ。DF西大伍が競り合い、背後へ逸らしたところに犬飼が飛び込むと、混戦からゴールネットが揺れた。ここ10試合フル稼働を続けるセンターバックの加入後初得点で、鹿島がついに先制する。

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■下を向いてはいられない。すぐにACLがある

「チームとしては、声も出ていてさぼらずにやれていたが、最後にスキを作ってしまった」

試合後、勝利の殊勲者となるはずだった犬飼はそう反省の弁を述べた。1-0のまま、5分のアディショナルタイムに入り磐田のパワープレーが続く中、犬飼がハイボールを競い合いながらも、ボールは背後へ。そのまま、「(後ろに)相手選手がいると思って手でブロックしようとしたら、誰もいなくて『あっ』と思った」という安西の手にボールが当たり、磐田へPKを献上するというクライマックスを迎えた。

前節・柏レイソル戦で通算200ゴールを記録したばかりのベテラン大久保嘉人がこのPKを冷静に決め、1-1。鹿島は失意のドローで戦いを終えた。

宿敵相手に3試合連続という心の底から悔しい引き分け。だが鹿島に下を向く時間はない。28日にはACL準々決勝第1戦を控えている。天津権健をカシマスタジアムに迎え撃ち、極めて重要なホームでの「前半90分」を戦う。

「自分がもっと弾ければよかった。でももうみんな顔を上げている。切り替えてやるだけ」と犬飼も前を向く。ACLラウンド16という壁を打ち砕いてから、早3カ月。鹿島のアジア制覇への道のりが、再び始まる。

■その他、J1第24節 鹿島 vs 磐田の詳細・選手コメントは、鹿島アントラーズ公式サイトで!

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