ロシア1部リーグのトルペド・モスクワは、エルヴィング・ボタカヨボマとの契約をわずか6日後に取り消したことを発表した。契約発表後、サポーターからは黒人選手であることに対して多くの非難が寄せられていた。
首都モスクワからそう遠くはない街プシュキノで生まれたボタカヨボマは、紛れもなくロシア国民であり、トルペド・モスクワの下部組織出身である。
しかし獲得発表後からSNS上には「俺たちのチームカラーは黒だが、俺たちが欲しいのは白人だけだ」などといった人種差別的発言が多く投稿されていた。
これらの反応を受け、クラブのエレーナ・イェレンツェセヴァ会長は契約を破棄すると発表。ロシアでは2012年にもゼニト・サンクトペテルブルクが当時ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルとブラジル代表FWフッキを獲得した際にサポーターから人種を理由に多くの批判が寄せられていた。
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