かつて鹿島アントラーズを率いたオズワルド・オリヴェイラ監督が5日、浦和レッズの指揮官として県立カシマサッカースタジアムに帰ってきた。
「このスタジアムで鹿島と対戦する日が来る。そう考えると眠れない夜もありました。しかし、過去に指揮を執ったクラブとの対戦はいずれ訪れるものです。プロらしく自然に挑もうと思っていました」
明治安田生命J1リーグ第13節で実現した鹿島と浦和の一戦は、0-1で浦和の敗戦。オリヴェイラ監督は「素晴らしい動きのある試合だった」と称賛するも、「結果のみが内容を反映していなかった」と嘆いた。
その言葉通り、ゲームは拮抗した内容だった。双方ともに効果的な攻撃を仕掛け続け、双方ともに固く守った。PKによる1点が明暗を分ける結果となり、指揮官は判定基準に疑問を投げかける。
「(PKを与えた場面は)選手たちがあれだけ抗議するということは、厳しい判定だったということです。この前の川崎フロンターレ戦(J1第12節、浦和が2-0で勝利)でも同じような場面がありましたが、その時は笛が吹かれなかった。基準が一定していないことが問題だと思っています」
しかし、最後には鹿島の地へ戻ってこられた喜びを語り、「また再会できて本当にうれしいです。皆さん、本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。
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