「僕がすごく揺さぶられてしまった。相手にうまく走らされて、僕が1人で追って後ろが下がって。すごくきつかったです」
日本代表チームで1トップを任されているFW大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)は、現地時間8日に行われた国際親善試合・スイス代表戦をそう振り返る。消耗させられた大迫は40分でピッチを退き、チームも決定機を作れないまま0-2で敗れた。
「相手のレベルが上がると、サイドにいい形でボールが入っても、いなされてしまう。仕掛けるタイミングとかメリハリが重要になってくる。ちょっとしたポジショニングやスイッチの入れどころで変わるはずなので、みんなでしっかり映像を見て反省したい」
大迫の言葉通り、日本はボールを握る時間帯もありながら、攻撃面で有効打を放つことができなかった。敵陣深くで前を向いても、人数が足りずに仕方なく後ろへ戻すシーンが目立ち、大迫は「サイドに入ったときにもっとセンタリングを上げてもいい。あとはゴール前にしっかりと入っていくこと」を課題に挙げた。
しかし収穫もあると話す。「守備はハマったと思います。完全にダメだった試合だとは思わない。前半や後半の立ち上がりにチャンスはあった。可能性はある」と前を向いた。
日本代表は12日に、2018FIFAワールドカップ・ロシア本戦前最後の試合となるパラグアイ代表戦を控える。

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