■涙涙、そして笑顔。湘南初のファイナルへ
前日は、2018明治安田生命J3リーグ第27節のFC琉球vs福島ユナイテッドFC(タピック県総ひやごんスタジアム)を視察。試合は首位・琉球が3-0で勝利を収め、J3優勝、そしてJ2昇格へ向けさらに近づく力強さを見せた。
翌14日の日曜日は、ルヴァンカップ準決勝だ。羽田空港から電車を乗り継ぎ、直接平塚へ向かった。駅を降りて歩き始めるとイベントが行われている。
(C)J.LEAGUE「湘南ひらつか囲碁まつり」。真ん中にプロ棋士の方がいて一般の参加者6人くらいを同時に相手している。プロ棋士は凄いんだなあと感心した。みんな真剣な表情だ。
試合会場となるスタジアムには、いつも歩いて向かっている。

道路上にも標識があり、道順が分かりやすい。そして、総合公園の中を歩くのが好き。
芝生のスペースでは、サッカーをやっている。
(C)J.LEAGUE池の周りでは、一休みしながらそれぞれが試合前の時間を過ごしている。
(C)J.LEAGUE爽やかな天気だ。スタジアムグルメも充実している。生ビールや串焼きなど、良いにおいが漂ってきた。

この日は、たくさんのサポーターに声をかけてもらった。「ルヴァンプライム」のオブジェの前で、湘南サポーターと記念写真。

柏サポーターとも記念写真。
(C)J.LEAGUE準決勝第1戦は柏のホームで1-1のドローだった。柏が湘南にアウェイゴールを奪われている。素晴らしい雰囲気の中、第2戦キックオフ。
(C)J.LEAGUEでは延長、PK戦までもつれ込んだ試合のハイライトをどうぞ。
どちらが勝ってもおかしくない試合だった。柏はリードされてもあきらめず、2度追いついた。特に後半、手塚康平が入ってからは良いリズムが生まれていた。ルヴァンカップ決勝進出はならなかったが、この戦いはリーグ戦にも活きてくるはず。
それにしてもこの一戦。まさに激闘だった。
21分、湘南の菊地俊介が負傷交代。代わって入ったのは松田天馬。嫌なムードをチーム全体でカバーする。28分、石川俊輝が左足で叩き込み湘南が先制。後半に入り70分、柏が大谷秀和のゴールで追いつく。延長前半93分坂圭祐がFKの流れから頭で決めて湘南が突き放すも、延長後半の113分、柏は山崎亮平の右足。決着はPK戦にもつれこんだ。
決勝進出を懸けた湘南。2度追いつかれても「決勝に行く」という強い気持ちは少しも揺るがなかった。ホームを埋めたサポーターの応援も大きな後押しとなる。
PK戦は湘南が先攻。両者2人目ともに決め、3人目のキッカーは梅崎司。梅崎がPKを蹴るとき実は嫌な予感がした。梅崎の蹴ったボールは枠外へ…。PK戦で勝利したあとの梅崎の涙を見たときにはもらい泣きしそうになってしまった。
湘南はルヴァンカップ初の決勝進出となった。勝利の瞬間、チーム関係者の涙、涙、涙――。そして並んだ選手たちの笑顔。

曺貴裁監督がインタビューを受けている。

「ライザップ」でコミットしているのか、曺監督は少しシャープになったように思う。一緒に写真を撮るのは、ルヴァンカップ決勝のあとにしよう。
湘南の相手は、鹿島アントラーズを破って勢いのある横浜F・マリノスだ。10月27日(土)埼玉スタジアム2002で開催されるルヴァンカップ決勝は、「神奈川ダービー」となった。今からその対決が待ち遠しい!
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文=原 博実
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