アーセン・ヴェンゲルは、今シーズン限りでアーセナルの監督を退任する。20年以上アーセナルを率いた名将の退団決定は、サッカー界で大きな話題となったが、今後の去就について早くもさまざまなうわさが飛び交っている。アーセナルの番記者『Goal』のクリス・ホイットリーは、ヴェンゲルが指導者として“日本に戻る”という選択肢も十分にあり得ると見ているようだ。
同記者は“日本がヴェンゲルの新天地になる可能性もある”と記述し、ヴェンゲル本人の言葉「私はお金に執着していない」という発言を添え、同氏の日本への思いについて紹介している。
「(1995年当時)フランスの中には、私が国外に行くことで“逃げた”と批判する人もいた。だが、日本ではみなさんが私を歓迎してくれた。ピッチに向かう私の仕事ぶりに対して、ファンの方々は愛で返してくれた。それにプレーヤーもチームのために尽力してくれる選手ばかりだった」
一方で、記事では“現実的な選択肢”として、パリ・サンジェルマンの幹部に就任する可能性があると伝えている。
「現実的な道として挙げられるのが、パリSGのゼネラルマネジャー職に就任することだ。ナセル・アル・ケライフィ会長とヴェンゲルは親密な関係にあり、実際にヴェンゲルを入閣させようと以前から動きを見せていた」
中国のクラブから関心を寄せられていることについては「以前、ヴェンゲルを3000万イギリスポンド(約45億6000万円)の年俸で引き抜こうという動きが伝えられた。だがヴェンゲルはアーセナルとの契約を優先させ、その後2年の延長契約を結んだ」と紹介。“本人はお金を求めていない”と伝える一方、中国行きのうわさが再燃しても不思議ではないと見ているもようだ。
「現時点で極東に向かう可能性は低いと思われるが、ヴェンゲルが迷う選択肢があるとすれば、ドイツの巨人ドルトムントからのオファーだろう。ブンデスリーガでは、ペーター・シュテーガー体制で苦戦を強いられ、ドルトムントはバイエルンに勝ち点差24付けられている」と紹介し、ドルトムント行きの可能性もあると分析している。
そのほか、ジネディーヌ・ジダンの後任として、レアル・マドリー指揮官に就く可能性についても言及しつつ「この夏ヴェンゲルがどの決断を下すにしても、驚きはないだろう。実際、彼の持つ経験や指導力、サッカーに対する哲学は世界中のサッカー関係者が求めているものであり、フランス人が再びタッチライン沿いからチームを指導するのは間違いないだろう」と紹介。アーセナルを去っても、ヴェンゲル監督はすぐさま他のチームで指導することになると分析している。
ヴェンゲル監督はアーセナル退団後、どのような進路を選択するのだろうか。フランス、スペイン、ドイツ、中国、日本と複数の選択肢が浮上しているようだが、香川真司所属のドルトムント、もしくは日本代表と、今後も日本に関係するチームを率いる可能性があるようだ。
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