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ブラジルの突破条件は…難敵セルビアに黒星なら“王国”敗退も【グループE第3節プレビュー】

ロシア・ワールドカップグループE最終節、セルビア対ブラジルの好カードが27日の日本時間27時にキックオフを迎える。グループEでは首位のブラジル(勝ち点4)、2位のスイス(勝ち点4)、3位のセルビア(勝ち点3)が三つ巴。コスタリカは敗退が決定している。

■敗戦も空中戦の強さを発揮したセルビア

初戦のコスタリカ戦で勝利したセルビアだが、22日に行われたスイス戦では5分にアレクサンダル・ミトロヴィッチのゴールで先制しながらも、グラニト・ジャカとジェルダン・シャチリという“役者”に決められ、1-2で逆転負けを喫した。

それでも、スイス戦ではチームとしての持ち味である高さを存分に生かせた。とりわけ、ワントップのミトロヴィッチが制空権を掌握し、ゴールを記録できたことはチームにとって大きい。スイスとは勝ち点1差のため、自力での決勝トーナメント進出に向けては勝利が必要な状況。初戦で直接FKを決めており、今大会好調を維持する主将のアレクサンダル・コラロフに期待がかかる。

■セレソンはサッカーを楽しめるか

一方、初戦のスイス戦を引き分けたブラジルは、2戦目でコスタリカと対戦した。コスタリカの堅守に苦しんだが、後半アディショナルタイムにフィリペ・コウチーニョが均衡を破ると、試合終了間際にネイマールがネットを揺らし、2-0で勝利。セレソンのエースは試合後、安堵からか涙を流した。

ネイマールの涙は“王国”のエースが背負うプレッシャーの大きさを物語っている。今回の一戦では引き分け以上でグループステージ突破が決まるが、ブラジル本来の強さが発揮されるのは、得てしてサッカーを楽しめている時だ。ネイマールは一人で重圧を背負いすぎず、プレーを楽しみたい。ここでカギとなる選手は、2戦連続ゴール中と好調のコウチーニョだ。

以下、この試合に関する『OPTA』のデータを紹介する。

■ユーゴスラビア時代を含むセルビアとブラジルはW杯でこれまで4度対戦。共に1勝2分け。

■セルビアとして独立後にブラジルと対戦するのは今回が2回目。最初の試合は2014年6月の親善試合で、ブラジルが1-0で勝利した。

■セルビアFWアレクサンダル・ミトロヴィッチは、2018年に入って所属クラブと代表での26試合で18ゴールを記録している。

■ブラジルMFフィリペ・コウチーニョは、代表で出場した過去3試合、いずれの試合でも得点している。

■ブラジルFWネイマールは代表として出場した17試合で18ゴールに直接関与している(10ゴール、8アシスト)。

■グループE突破の行方

・ブラジル
勝利か引き分けで突破が決定。敗れた場合でも、スイスがコスタリカに敗れた場合、得失点差で突破の可能性。

・スイス
コスタリカに勝利か引き分けで突破が決定。敗れた場合でも、ブラジルがセルビアに勝利すれば突破となる。また同じく敗れた場合、セルビア対ブラジルが引き分けなら、セルビアとの得失点差(並べば総得点)で突破の可能性。

・セルビア
勝利で突破が確定。敗れると敗退が決定。引き分けの場合は、スイスがコスタリカに敗れると、スイスとの得失点差となる。その得失点差でスイスと並べば、総得点数で上回る必要がある。

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