ローマのMFダニエレ・デ・ロッシが13日、イタリアメディア『スカイ』のインタビューに応じ、早くも来シーズンに向けて意気込みを語った。
ローマは13日、ホームでの最終戦となったセリエA第37節で首位ユヴェントスと対戦。試合はスコアレスドローに終わり、この結果、対戦相手のユーヴェがセリエA7連覇を決めた。ローマはすでに4位以内を確定させ、来シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）出場権を手にしているが、デ・ロッシは来シーズンに向けて抱負を述べた。
「今シーズン、やや後悔は残ったが、CLでは想定以上の結果が出せた。一方、リーグ戦では想定以下の成績に終わったが、リーグ戦こそ僕らの身の丈にあった目標だと確信している。今、大喜びしている（ユーヴェの）選手たちを脅かすことができるよう挑戦したい」
■成長するローマ…ロッカールームでも
ローマは今シーズン、CLで躍進。準々決勝でバルセロナを破り、準決勝へと駒を進めた。リヴァプールに敗れ、決勝へ勝ち上がることはできなかったが、ロッカールーム内で変化がみられたと、デ・ロッシは証言する。
「今シーズンは監督やクラブのおかげでチームが成長できた。ロッカールームの雰囲気も変わった。以前は、シーズンが終わると、『じゃあ、帰る』だったけど、今は違う。またメルカートは重要だ。ユヴェントスの資金力があれば、試合で小さなミスを犯しても、ケガ人が出てもカバーできる。試合終了まで20分のところで、ドグラス・コスタが入ってきた。ユーヴェはとてつもない戦力を持っている。8月18日まで完璧な仕事をして、すでに強いチームをさらに補強しなければならない」
ベテランのデ・ロッシは、7月に35歳の誕生日を迎えるが、まだまだ意欲に燃えており、引退については考えていない。
「（引退後）監督になるかどうかは分からない。僕はこの2シーズンを振り返って幸せだったし、試合を見直してみても満足できている。以前は『（引退は）今かも』と言っていたけど、今は違う」
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