またも主力が移籍間近でローマサポーターに動揺「ストロートマンには触れるな」

オランダ代表MFケヴィン・ストロートマンのマルセイユ移籍が間近に迫る中、SNS上ではローマのサポーターが怒りの声を上げている。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が26日、伝えている。

ローマは昨シーズン、チャンピオンズリーグ（CL）では準決勝に進出し、セリエAでは3位に食い込むなど好成績を残した。しかし今夏、CL準決勝進出の立役者の一人である守護神のGKアリソンをリヴァプールへ放出。さらに4年半にわたりチームの主軸だったMFラジャ・ナインゴランをインテルへ売却した。毎年のように主力選手を放出し、“スーパーマーケット”と揶揄されるローマだが、今夏はさらにストロートマンも恩師であるリュディ・ガルシアを追い、日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユへの移籍が濃厚となっており、ファンから苦情が殺到している。

イタリア紙は、「ローマ、サポーターが反抗『ストロートマンには触れるな』」との見出しで、フェイスブックやツイッター、インスタグラムに寄せられたファンの言葉の一部を紹介している。「なぜ（エディン）ジェコのように『ノー』と言わないのか」と選手に要望する者や、「CL準決勝進出の三本柱を売却するのか」とクラブに対し疑問を投げかける者、さらにエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督に対し、「すべてストップさせるべきだ」と提案する者も現れた。

ただ中盤には、MFハビエル・パストーレ、MFブライアン・クリスタンテ、MFスティーヴン・エンゾンジら新加入の選手も多く、理解を示す意見もある。また「君がまだオリンピコの階段を降りることすらできないでいたときから僕らは愛していた」、「ケヴィン、君がローマを忘れることはないだろう」などとストロートマンの流出を惜しむ声も上がっている。

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