現地時間24日、カタール・ワールドカップ(W杯)はグループG・第1節が行われ、ブラジル代表とセルビア代表が対戦した。
今大会の優勝候補筆頭に挙げられているブラジル。フォーメーションは4-2-3-1を採用。GKにアリソンが入り、ディフェンスラインは右からダニーロ、マルキーニョス、T・シウヴァ、サンドロ。中盤にカゼミロとパケタが入り、前線3枚は右からラフィーニャ、ネイマール、ヴィニシウス、1トップはリシャルリソンが務める豪華布陣となった。
試合は27分、ブラジルにチャンス。T・シウヴァがスルーパスを送ると、抜け出したヴィニシウスがエリア内でフリーに。しかし、GKミリンコヴィッチ=サヴィッチの絶妙な飛び出しに阻まれ、シュートには至らず。
34分、ハフィーニャがドリブルで運び、ボールを預けてエリア内へ走り込む。ワンツーで侵入してシュートを放つも、GKの正面となった。
後半に入った早々の49分、ブラジルに決定機。敵陣深い位置でハフィーニャがボールを奪うと、GKとの1vs1に。しかし、このシュートもミリンコヴィッチ=サヴィッチが防いだ。
60分、サンドロがエリア手前から左足を振り抜く。強烈なシュートが放たれるも、右ポストに直撃した。
そして62分、ついに均衡が破れる。ネイマールがドリブルでエリア内に侵入すると、ヴィニシウスが右足を振り抜く。このシュートはGKのセーブに阻まれるも、こぼれ球をリシャルリソンが押し込んだ。
さらに73分にはスーパーゴールが生まれる。ヴィニシウスの右からのクロスをリシャルリソンがワントラップからバイシクルシュート。強烈かつ華麗なシュートがネットに突き刺さり、追加点を奪った。
その後、ブラジルは勢いを止めることなく波状攻撃を仕掛けて観客を魅了。アントニーやマルティネッリら若手も続々とピッチに送り込み、充実の90分を送ったブラジルが2-0で勝利。
優勝候補がスタートダッシュに成功した。