「試合中、ただ足をあげるだけでDFをかわす姿を4~5回も見た。メイヌーは彼を抑えなければならなかったが、イエローカードをもらっている。まるでヴィエラのようだったね」
リヴァプールOBジェイミー・キャラガーは、マンチェスター・ユナイテッド戦後に『スカイスポーツ』でこう語った。もちろん、饒舌に彼が称賛したのはライアン・フラーフェンベルフ。敵地オールド・トラッフォードで3-0と快勝した一戦でゴールを奪ったのはルイス・ディアスとモハメド・サラーだったが、この試合の勝者は決まっていた。
アレクシス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライ、フラーフェンベルフの3人が形成する中盤は傑出していた。流れるような、それでいて頑強なトライアングルがマンチェスター・Uを抑え込んだのである。キャラガーは、試合前に悪友ギャリー・ネヴィルが言った非常に大胆な主張を大いにからかった。「これでもまだ、MFを入れ替えないといけないって?」
以下に続く
中盤のパフォーマンスは素晴らしかったが、マクアリスターやソボスライは過去にも同じようなプレーを見せたことがある。だがフラーフェンベルフは……昨シーズンを見れば考えられなかったような活躍だった。