海外では、日本には古来から「人は3つの顔を持つ」という哲学が浸透していると言われている。1つ目は「世間に見せる顔」、2つ目は「友人や家族に見せる顔」、そして3つ目は「誰にも見せる事のない本当の自分を映した顔」という考え方だ。
26日に行われたコパ・デル・レイ決勝戦、レアル・マドリーはその3つ目の顔を誇らしげに高く掲げていた。それはあの名作『ライオン・キング』の冒頭、ラフィキに掲げられるシンバのように。宿敵バルセロナに敗れたあの決勝戦、そしてその前後のクラブの振る舞いは非常に残念なものだったと言わざるを得ない。この1週間で起きたことは、レアル・マドリーの黒歴史として永遠に刻まれる可能性すらある。








