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イサク、ギェケレシュら…2025-26シーズン現時点で最も期待外れだったプレミアリーグの新戦力

期待が高ければ移籍金も高くなるが、その期待が満たされるかどうかはケース・バイ・ケースだ。ライアン・シェルキ、タイアニ・ラインデルス、ジャンルイジ・ドンナルンマは、復活したマンチェスター・シティで印象的な活躍を見せ、マルティン・スビメンディとエベレチ・エゼは、アーセナルがプレミアリーグの優勝候補に躍り出る一助となった。また、マンチェスター・ユナイテッドは、実績のあるFWのデュオ、ブライアン・エンベウモとマテウス・クーニャを獲得した後、再び脅威となる存在に徐々になりつつある。

しかし、概して今夏の移籍市場で獲得した選手たちの成功率は低い。高額で獲得した選手の多くが、さまざまな理由により、その価格に見合う活躍ができていないのだ。ケガに悩まされて不運な結果に終わった選手もいれば、新しい環境に馴染めなかったり、イングランドのトップリーグの厳しい要求に適応できなかったりした選手もいる。

批判を黙らせる時間はまだ十分にあるにせよ、今シーズン前半で費用対効果を全く発揮できていないことが特に目立つ選手が10名いる。彼らは「大失敗」のレッテルを貼られないよう、真剣に自己反省する必要があるだろう。

以下、GOALが2025-26シーズンこれまでで最も期待はずれだった移籍選手を検証する。

  • Kolo MuaniGetty Images

    10ランダル・コロ・ムアニ(トッテナム):レンタル

    トッテナムは、2023年にハリー・ケインをバイエルン・ミュンヘンに売却して以来、プレミアリーグの「ビッグ6」の一角としての地位を徐々に失ってきており、リシャルリソン、ドミニク・ソランケ、マティス・テルといった選手たちがFWの穴を埋められないでいる。昨シーズンにユヴェントスへのレンタル期間中に驚異の8得点を記録し、パリ・サンジェルマンから夏の移籍市場でレンタル移籍してきたフランス代表のランダル・コロ・ムアニならこの傾向を打破できると期待されていたが、新しいチームメイトたちと同様、まったく結果を残せていない。

    コロ・ムアニはプレミアリーグの最初の10試合でいずれも無得点に終わり、チャンピオンズリーグでは所属クラブであるPSGに3-5で敗れた試合で2得点を挙げたものの、それ以外は、センターフォワードとして、あるいはワイドでプレーするよう求められた場合でも、事実上まったく突破力を見せられないでいる。

    コロ・ムアニは身体能力に優れた選手だが、真に優れたストライカーとなるための勝負強さや技術に欠けている。批判にさらされているトーマス・フランク監督としても、ヨーロッパの大会への出場権獲得というスパーズの望みを再燃させるのに彼に頼ることは到底できないだろう。

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  • Brentford v Chelsea - Premier LeagueGetty Images Sport

    9ジェイミー・ギッテンス(チェルシー):5,200万ポンド(約109億円)

    ジェイミー・ギッテンスは2024-25シーズンにボルシア・ドルトムントで17の得点関与を記録し、チェルシーから注目された。1対1の状況での予測不能な動き、DFを翻弄するスピードと両足使いに恵まれたプレーが広く称賛された。しかしスタンフォード・ブリッジでは、あの無敵のギッテンスの姿は消え、控えめで創造性に欠ける選手へと変貌してしまい、今やアレハンドロ・ガルナチョの控えに甘んじている。夏にブルーズがガルナチョに投じた金額はギッテンスより1,200万ポンド(約25億円)も少ないというのに。

    5,200万ポンド(約109億円)という金額によるプレッシャーに押しつぶされたのか、ギッテンスは今や存在感を示すどころか、すっかり影を潜めてしまっている。この21歳の選手は、カラバオ・カップでウルブス相手に4-3の劇的な勝利を飾った試合において、驚異的な決勝点を決めるなどしてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが、プレミアリーグではほぼ完全に無力であり、16試合でわずか2アシストしか記録していない。

    特に2-2で引き分けた9月のブレントフォード戦では、後半早々にコール・パーマーと交代するまで、ボールタッチがわずか17回に留まるなど、著しく精彩を欠いた。才能に疑いの余地はないが、現時点では相手チームが彼を試合から締め出すのは容易であり、イングランド代表のワールドカップのメンバー入りを果たす可能性は急速に薄れつつある。

  • Aston Villa v Arsenal - Premier LeagueGetty Images Sport

    8ジェイドン・サンチョ(アストン・ヴィラ):レンタル

    ギッテンスと同じくドルトムントで活躍してプレミアリーグに移籍してきたジェイドン・サンチョも、プレミアリーグで完全に自信を失い、同じ道を辿る危険にさらされている。チェルシーが買い取り義務を免れるための違約金を払ったため、マンチェスター・ユナイテッドは今夏サンチョを3度目のレンタル移籍に出した。今回はアストン・ヴィラへ行ったが、今なお精彩を欠くプレーにとどまっている。

    ヴィラはサンチョの週給35万ポンド(約7,300万円)という法外な給与の80%を負担することに合意したと報じられたが、これまでのところ完全に無駄遣いとなっている。と言うのも、サンチョは15試合連続で得点への関与を1度も記録していないのだ。2-1でヴィラが勝利した先週末のチェルシー戦で途中出場した際の活発なプレーは、サンチョの潜在能力を再認識させるものだったが、ドルトムント時代に成功を支えたハングリー精神は相変わらず感じられない。

    サンチョの態度も再び注目を浴びている。特に10月にアストン・ヴィラがホームでマンチェスター・シティを破った試合で、途中出場した後に再び交代させられる屈辱を味わった後の態度は批判を呼んだ。この25歳の選手には、マンチェスター・Uとの契約が満了するまでの重要な半年が控えている。失った輝きを早急に取り戻さなければ、ヴィラが彼にプレミアリーグに残る機会を与えることはないだろう。

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  • Liverpool v Arsenal - Premier LeagueGetty Images Sport

    7ミロシュ・ケルケズ(リヴァプール):4,000万ポンド(約84億円)

    リヴァプールの夏の補強を簡潔にまとめると、ウーゴ・エキティケを除いてすべて失敗だったと言えるだろう。その中でも最悪な選手は、アレクサンデル・イサクかミロシュ・ケルケズのどちらかだと思われる。ケルケズは、昨シーズン、アンドニ・イラオラ監督のボーンマスで左サイドバックとして活躍したスター選手のひとりであり、レッズのシーズン開幕戦で古巣と対戦する際に、スロット監督の下で早くもスタメン入りを果たした。

    しかし、ケルケズはアントワーヌ・セメンヨの抑え込みに苦戦し、アダム・スミスへの乱暴なタックルで警告を受けた後、60分で交代となり、堅実な第一印象を与えるチャンスを逃してしまった。その後リヴァプールで出場した21試合の大半でも不安定なプレーが続き、プレミアリーグのレジェンドであるガリー・ネヴィルは22歳のケルケズを「未熟」と呼び、「ユースの選手のようだ」とまで評した。

    ケルケズは、スロット監督の戦術が要求することをまだ完全に理解していないようで、ポジションを外れたり、ボールを持ってパニックに陥ったりすることが多すぎる。ここ数週間は改善の兆しを見せているが、アンドリュー・ロバートソンの長期的な後継者になれるかどうかについては、まだ判断が分かれている。

  • Everton v Fulham - Premier LeagueGetty Images Sport

    6ティエルノ・バリー(エヴァ―トン):2,800万ポンド(約58億円)

    ティエルノ・バリーは昨シーズンにビジャレアルで、ラ・リーガで合計15得点関与を記録し、エヴァートンのヒル・ディキンソン・スタジアム時代における主力ストライカーとして加入した。初の公式インタビューで、クラブの現代の象徴であるウェイン・ルーニーとロメル・ルカクの2人に倣う決意を表明し、「ここでプレーすることを恐れてはいない」と断言した。

    しかし、このU-21フランス代表選手のマージーサイドでのスタートが非常に遅れている背景に、恐怖心が働いていることは明らかだ。バリーの運動量に非難の余地はない。オールド・トラッフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦では10人で戦うエヴァートンを勝利に導くため全身全霊で走り回り、ホームでのフラム戦では肩を脱臼しながらも20分間勇敢にプレーした。だが、全公式戦21試合でわずか2得点にとどまっている。

    この決定力不足は、落ち着きの欠如とボールを保持する能力の不足に起因している。バリー加入後のエヴァートンのプレミアリーグでの得点はわずか18。上位16クラブ中最下位の記録であり、この不振は23歳のストライカーの、得点チャンスにおける決定力不足とターゲットマンとしての機能不全に起因する部分が大きい。モイーズ監督は1月の移籍市場で新たな背番号9候補を探すほかない状況に追い込まれている。

  • Viktor Gyokeres Arsenal 2025-26Getty

    5ヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル):5,500万ポンド(約115億円)

    ヴィクトル・ギェケレシュは、ミケル・アルテタ監督のチームで今後何年も最前線を牽引できる身体能力を備えた、生まれながらのストライカーとして、アーセナルがタイトルを獲得するための最後のピースとなるはずだった。このスウェーデン代表選手は昨シーズン、スポルティングCPでリーグ戦39得点を記録。ヨーロッパの8つのトップリーグのセンターフォワードの中で最多得点であり、そのうち6得点はチャンピオンズリーグの8試合でのものだった。アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦を制し、元コヴェントリー・シティのスター選手の獲得に成功した。

    ところが、ポルトガルの1部リーグからプレミアリーグへのステップアップは、ギェケレシュにとって大きすぎたようだ。アーセナルでの最初のリーグ戦17試合でわずか5得点という控えめな成績は、チームメイトとの信頼関係を築けず、アルテタ監督の戦術に馴染めない彼の苦境を如実に表している。ボールを持たない時の動きで最終ラインにスペースを作る能力はあるものの、ボールを持った際の落ち着きに欠け、安易にボールを失ったり、多すぎるボールタッチで決定機を逃したりする場面が目立つ。

    ギェケレシュの技術レベルは明らかにアーセナルの他の攻撃の選手と隔たりがあり、空中戦でも貢献度が低い。これはアルテタ監督がセットプレーを重視する傾向を強めている現状において、最も懸念される点かもしれない。ガブリエウ・ジェズスが長期離脱から復帰した今、複数の大会でタイトル獲得を目指すガナーズにおいて、ギェケレシュはチームに残るための戦いを強いられるだろう。

  • Sesko Manchester UnitedGetty

    4ベンヤミン・シェシュコ(マンチェスター・ユナイテッド):7,400万ポンド(約155億円)

    マンチェスター・ユナイテッドは今夏、アストン・ヴィラが6,000万ポンド(約126億円)での放出を検討していたとされる、プレミアリーグでの実績のあるストライカー、オリー・ワトキンスの獲得に全力を注ぐ代わりに、RBライプツィヒからベンヤミン・シェシュコを獲得するために1,400万ポンド(約29億円)を上乗せした額を支払った。スロベニア代表のシェシュコはライプツィヒでの最終シーズンに21得点を記録したが、そのうちブンデスリーガでの得点は13点だった。22歳でトップレベルでの実戦経験が乏しい選手に巨額を投じるのは、2023年のラスムス・ホイルンド獲得時と同様に大きなリスクを伴うことであった。

    シェシュコはホイルンドよりボールキープに優れ、空中戦でも脅威となるが、同様にフィニッシャーとしては未熟であることを、今シーズン早々にマンチェスター・Uのファンは痛感し、苛立っている。攻撃の組み立てでは貢献しているものの、ゴール前では躊躇しがちで、クラブ加入後16試合でわずか2得点にとどまっている。

    ケガのせいでリズムを失い、ライプツィヒではエースだったシェシュコが完成形となるまでには長くかかるだろう。シェシュコは将来性のある選手であり、マンチェスター・Uが必要とする即戦力の得点源ではない。経験よりも潜在能力を優先するクラブの判断が、最終的にトップ4入りを逃す結果を招く可能性もある。

  • Newcastle United v Tottenham Hotspur - Premier LeagueGetty Images Sport

    3アントニー・エランガ(ニューカッスル):5,500万ポンド(約115億円)

    アントニー・エランガがいなければ、ノッティンガム・フォレストが30年ぶりにヨーロッパリーグの出場権を獲得することはなかったと言っても過言ではない。この元マンチェスター・ユナイテッドのウイングは、2024-25シーズンに6得点11アシストという驚異的な活躍を見せ、クリス・ウッドやカラム・ハドソン=オドイと共に極めて効率的な前線トリオの一角を担った。こうした活躍がきっかけとなり、ニューカッスルは急いで夏の移籍市場で動き、エランガをクラブ史上3番目の高額移籍金で獲得した。

    しかし、エランガがセント・ジェームズ・パークの明るい照明の下で、その水準を維持することは非常に難しいことが証明されている。実際、ニューカッスルで25試合に出場していながら、いまだに得点を挙げておらず、プレミアリーグでのアシストは1回のみである。このスウェーデン代表選手は、右サイドでジェイコブ・マーフィーと出場時間を分け合わなければならず、エディ・ハウ監督でさえ、彼の最終的な成果は十分でないと認めている。

    エランガは、どんなマークも打ち破るスピードと敏捷性を備えているが、ニューカッスルでは、オールド・トラッフォード在籍時と同様、その判断力不足が彼の足を引っ張っている。ニューカッスルが5,500万ポンド(約115億円)を無駄にしたと断じるには時期尚早だが、この23歳の選手は、とりわけハウ監督率いるチームが下位で低迷し続ける中、成績が向上しなければ、まもなくベンチに完全に追いやられることになるかもしれない。

  • KalimuendoGetty

    2アルノー・カリムエンド(ノッティンガム・フォレスト):2,600万ポンド(約54億円)

    昨シーズンのリーグ・アンでアルノー・カリムエンドよりも多くの得点をあげたのは、バロンドール受賞者のウスマン・デンベレとメイソン・グリーンウッドだけだった。カリムエンドは、最終的に12位に終わった平凡なレンヌというチームにおいて、ほとんどは残飯を食うような状況ではあったが、33試合で17得点を挙げた。この活躍が多くのビッグクラブの注目を集め、ノッティンガム・フォレストは、この23歳の選手の争奪戦に勝利し、5年契約を結んだことで、大きな成功を収めたと思ったのだった。

    フォレストに加入して以来、カリミュエンドはヨーロッパリーグで2得点を挙げているが、それ以外はまったく影響力を発揮できていない。パリ・サンジェルマンのアカデミー出身である彼は、ヌーノ・エスピーリト・サント元監督とアンジェ・ポステコグルー前監督の下ではプレミアリーグでわずかな出場機会しか得られず、10月中旬からクリス・ウッドがケガで欠場しているにもかかわらず、ショーン・ダイシ監督からもまだ信頼を得られていない。

    夏の移籍期間に加入したイゴール・ジェズスがウッドのポジションを引き継ぎ、カリムエンドはベンチに貼りついたままの状態が続いている。報道によれば、この元レンヌのスター選手にアイントラハト・フランクフルトが関心を示していて、1月に退団する可能性があるという。カリムエンドは3人の監督の下で苦戦するフォレストにおいて、プレミアリーグでわずか82分しか出場していない。この段階で彼を評価するのは酷かもしれないが、十分な才能や強靭な精神性を示せていないのは明らかだ。

  • Alexander Isak Liverpool 2025-26Getty

    1アレクサンデル・イサク(リヴァプール):1億2,500万ポンド(約263億円)

    アレクサンデル・イサクのリヴァプールへの移籍を各紙は「確実にうまくいく」と評した。このスウェーデン代表選手は、ニューカッスルでの3シーズンで、プレミアリーグで54得点を記録し、クラブをカラバオ・カップの栄冠へと導き、ヨーロッパで最も危険なFWのひとりとしての地位を確立していたのだ。

    リヴァプールは、イサクを獲得するために(フロリアン・ヴィルツの獲得に続き、今夏2度目の)移籍金記録更新を余儀なくされたが、セント・ジェームズ・パークで象徴的な存在であった26歳の選手にとって、1億2,500万ポンド(約263億円)という金額は、当初はお買い得に感じられた。しかし、残念ながら、移籍期限の最終日まで契約成立に至らず、そのためイサクが事実上のストライキを起こして移籍を強行させるという騒動となり、彼のクラブでのレガシーは台無しになったのだった。

    その結果、プレシーズンでコンディションを最高の状態に整える機会を逃し、デビューは9月中旬まで待たねばならなかった。その後イサクはリヴァプールで16試合に出場しているが、わずか3得点にとどまり、90分のフル出場もまだない。かつての輝きは影を潜め、2ー1で勝利したトッテナム戦で脚を骨折すると、再び長いリハビリの道を歩み始めた。

    さらに悪いことに、同じく夏に加入したウーゴ・エキティケが好調を維持し、スロット監督が真っ先に起用するセンターフォワードとなった。オランダ出身監督はイサクが2月末までに復帰できる可能性を示唆しているが、アンフィールドでの悲惨なデビューシーズンを挽回するには、もはや奇跡が必要だろう。

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