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冨安健洋やグリーリッシュは1月に移籍すべき?去就注目のプレミアリーグ10選手

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1月の移籍市場に夏の大型移籍市場ほどの華やかさはない。それだけに、不要な選手の放出も、移籍の強行も、トップターゲットの獲得も難しい。

しかし、今回は数多くのスター選手が移籍候補にあがっており、多くの場合、新しい環境への移籍が関係者全員の利益に適している。

これらの選手の中には常に注目を集めている者もいれば、その存在が忘れてられているような選手もいる。いずれにせよ、誰にでも起こり得ることであり、だからこそ我々は注目するのだ。GOALは、この移籍市場で新たなスタートが必要なプレミアリーグの選手10人を選出してみた。

  • Manchester United v Leicester City - Carabao Cup Fourth RoundGetty Images Sport

    マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)

    最初に取り上げるべき人物は、明らかにひとりしかいない。マーカス・ラッシュフォードは、マンチェスター・ユナイテッドを離れたいという思いを隠そうとしていなかった。ルベン・アモリム監督の願いにもかかわらず試合のメンバーに入れないほどのひどい練習での様子を通して、または、クラブに対して「新しい挑戦」を望むと明言したインタビューを通じて。

    ラッシュフォードの問題は、マンチェスター・Uが別れを渋っていることではなく、彼の高額な報酬を負担し、オールド・トラッフォードを去る際に持ち込む余計な荷物を吸収する用意のある受け入れ先を見つけることにある。

    たとえラッシュフォードがイングランドの外で実力を試すことに前向きであっても、5大リーグには選択肢が乏しい可能性があり、クリスティアーノ・ロナウドのいるサウジアラビアへ移籍する可能性が検討されているが、まだ可能性があるという程度の話だ。

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  • Chelsea v Barrow - Carabao Cup Third RoundGetty Images Sport

    ベン・チルウェル(チェルシー)

    ベン・チルウェルを覚えているか。彼がイングランド最高の左サイドバックだと考えられていたのは、それほど昔のことではない。それが今や、バックライン全体にさまざまなケガ人のいるチェルシーにおいても、出場機会がない状態である。

    新監督のエンツォ・マレスカは、夏にスタンフォード・ブリッジに到着した際、チルウェルに対する計画について確固たる意見を持ち、レスター時代の仲間であっても自分の計画にはないと公言した。にもかかわらず、移籍市場が閉まる前に買い手を見つけることができなかった。

    今こそスタンフォード・ブリッジを去る時だ。この厳しいシーズンの今の段階で、イングランドには相変わらず左サイドバックに問題を抱えているクラブが数多くあり、彼が望む移籍を実現できるはずである。

  • FBL-ENG-PR-ASTON VILLA-MAN CITYAFP

    ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)

    サッカーのルール制定者が導入を検討すべき奇抜なアイデアがある。それは、1億ポンド(約194億円)の選手が1年間に1得点も決めない場合、契約解除されるべきだというものだ。なんと公平なルールだろう。

    これが「選手の権利」や「倫理」と一致するかは別として、その趣旨は理解できるだろう。2024年、ジャック・グリーリッシュがマンチェスター・シティで1得点を決められなかったことは、彼のエティハド・スタジアムでの時代が終わったことを示す兆候であることに間違いない。

    グリーリッシュにまだ才能があることは間違いない。アストン・ヴィラ時代には決して単なる無駄にボールを持って走るだけの選手ではなかったし、マンチェスター・Cではスプリントのチャンスをほとんど与えられていなかった。ラッシュフォードと並んで、市場に出る可能性のある選手の中で最も高いポテンシャルを秘めている選手かもしれない。

  • FBL-ENG-PR-MAN CITY-MAN UTDAFP

    エデルソン(マンチェスター・シティ)

    現代のGKは皆、話題となったミス集を持っているものだ。それは、ただ試合がそうなったというだけのことである。しかし、それらのミスが次々と起こるようになると、おそらくそれは、そのGKがもはや回復不能の衰退状態にあることを意味している。

    エデルソンは、そのスキルと独自のプレースタイルにもかかわらず、実際にはシュートを止めてはいなかった。マンチェスター・シティの守備が彼の前でうまく行っていたのであり、ロドリが危険を遠ざけることができないとなると、エデルソンはGKとして標準以下であることが露呈されている。

    シュテファン・オルテガは過去数シーズンでかなり有能な2番手GKであることが証明されているので、マンチェスター・Cはエデルソンを手放せるようなオファーを受けたら、ぜひともそれを検討すべきである。

  • Carney Chukwuemeka Chelsea 2023-24Getty

    カーニー・チュクエメカ(チェルシー)

    チェルシーの選手の中には、このリストに入る可能性のある者がかなりいる。アクセル・ディザジやキアナン・デューズバリー=ホールも、適切なオファーがあれば売却の対象となるだろう。だが、ブルーズの守備での人材不足や中盤の選手はカンファレンスリーグでプレーすることを求められていることを考えると、こうした選手は我々のリストの優先順位としては低く位置付けられている。ここに載せる選手すべてをスタンフォード・ブリッジから出したいとは思っていない。

    そこで、名誉と不名誉の両方がかかるのは、忘れ去られた若き才能、カーニー・チュクエメカである。彼はアストン・ヴィラで活躍してからイングランドにおける偉大な有望株のひとりとして長い間称賛されてきた。彼の名誉のために言っておくが、彼はチェルシーでの32試合でその大きな潜在能力の片鱗を見せてきた。しかし、西ロンドンでは彼にチャンスは訪れないと言わざるをえないだろう。

  • Everton FC v Newcastle United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)

    わずか3年前、キーラン・トリッピアーはスペイン王者のアトレティコ・マドリーからニューカッスルに移籍し、チームが降格を回避するのに貢献して、ニューカッスルの新しい顔となった。さらに、それから18カ月も経たないうちに、彼はチームをチャンピオンズリーグに導いた。

    しかし、時は誰も待ってはくれない。ニューカッスルには今や、プレミアリーグで最も優れた若手のサイドバックの2人、ティノ・リヴラメントとルイス・ホールがいる。もはや高額な副キャプテンは必要なく、ピッチの外での問題を考えると、また、その他の面においても、新たな場所で再出発することが彼に利益をもたらすかもしれない。

    34歳のトリッピアーは、おそらく最後にもう一度そこそこの移籍金でそれなりの移籍をすることができだろう。代表からの引退は、彼に関心を持つクラブにとって朗報だろう。

  • Brighton & Hove Albion FC v Wolverhampton Wanderers FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    エヴァン・ファーガソン(ブライトン)

    ほんの数年前、将来ブライトンがエヴァン・ファーガソンを売却した際には、彼の古巣のヘミアンFCは今後千年間、運営に困らない金額を手にするだろうと噂されていた。それほど彼の才能と売却時の利益分配条項は並外れていたのである。

    ところが、このアイルランド代表はそれ以降停滞しており、依然として優れたストライカーではあるものの、彼にはもう少し時間が必要で、個性を磨き、年長者たちともっとコンスタントにやり合うことが求められている。

    ファーガソンの育成は、取り組むべき興味深いプロジェクトである。ほんの1年前には9桁に近い価値があると言われながら、今や値下がりした選手を買う者はいないだろうか。彼には賭ける価値があるかもしれない。

  • Tottenham Hotspur v Manchester United - Carabao Cup Quarter FinalGetty Images Sport

    アントニー(マンチェスター・ユナイテッド)

    さて、マンチェスター・ユナイテッドは、ほぼ常に全く新しいチームを必要としているが、今はまだ1月で、再建の多くは夏に行われなければならない。その間、彼らは最も負担となっている資産を放棄することを考えるべきである。その中には8,200万ポンド(約160億円)のアントニーも含まれる。

    今までうまくいなかった。今後うまくいくことはない。もう遅すぎる。終わりだ。「自信」や「ウイングバック」の議論で自らを納得させようとしても無駄である。手放す必要がある。マンチェスター・Uは彼を手放さなければならない。

    ラッシュフォードの場合と同様、アントニーと契約しようというクラブが列を成しているわけではない。彼をたやすく帳簿から外すためには、マンチェスター・U側に創造的な販売戦略が必要かもしれない。

  • Dominic Calvert-Lewin 2024Getty Images Sport

    ドミニク・カルバート=ルーウィン(エヴァートン)

    ドミニク・カルバート=ルーウィンとエヴァ―トンは、とても奇妙で不幸な結婚をしている。彼はここ数年ずっとそこにいたくなかったし、クラブも彼を引き留めるために多くのことをしたわけではないのに、まだ一緒にいるのだ。

    27歳の彼の最盛期はおそらく過ぎ去っており、彼の得点スキルは急落しているが、標準的なターゲットマンとしてはまだ充分に使えるので、どこかのチームが彼を引き入れてくれるかもしれない。

    それがマンチェスター・ユナイテッドであることはあまりにも明白だが、誰かが彼に限定的な役割でチャンスを与えるべきである。カルバート=ルーウィンは少なくとも他の場所でなら役に立つことができる。

  • Arsenal FC v Southampton FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    冨安健洋(アーセナル)

    アーセナルのサポーターの間で簡単な調査を行えば、冨安健洋がケガによる欠場リストに名を連ねるのをもう見たくないという結論に達することだろう。復帰に近づくたびにまた負傷し、再び治療台に戻ることを繰り返している。

    今月、この日本代表選手の体調が改善の兆候を見せた場合、ガナーズは彼を手放したほうが吉かもしれない。チームは彼を頼りにすることがなかなかできておらず、代わりとなる選手を探したほうがいいだろう。頂点を目指すチームが何度も同じことを繰り返すわけにはいかないからだ。

    冨安が優れた選手であることはすでに証明されているが、ケガから回復し、連続して試合に出るためには、もっとプレッシャーの少ない環境が必要だ。アーセナルは4つのタイトルを追っているチームであることを忘れてはならない。