Man Utd season ratings gfxGetty/GOAL

今季のマンチェスター・ユナイテッド全選手ランキング:素晴らしきアマド・ディアロが高評価に。一方で期待外れに終わったのは?

何はともあれ、とにかく終わった。マンチェスター・ユナイテッドの2024-25シーズンは誰もが経験すべきではない苦難のシーズンだった。プレミアリーグの順位表で15位に沈んでプレミアリーグでのクラブの最低の順位を記録し、1974年にトップリーグから降格して以来の最悪の成績となった。

しかし、最終順位だけが悲惨な結果だったわけではない。赤い悪魔は38試合で18敗を喫し、得失点差はー10、勝ち点42でシーズンを終えた。昨シーズンの8位フィニッシュは惨事だったが、今回の結果と比べるとはるかにましに見える。

エリック・テン・ハーグは10月に解任され、契約延長からわずか4カ月、9試合しか指揮を執れなかった。暫定監督を務めたルート・ファン・ニステルローイは4試合無敗で、スポルティングCPで眠れる巨人を覚醒させた実績を持つルベン・アモリムならマンチェスター・Uを再建できるとの期待が高まった。しかし、このポルトガル出身監督は素晴らしい戦術家だったが、彼の3-4-2-1のフォーメーションにチームが適応できず、監督も妥協しようとしなかった。

FAカップの防衛も、ホームでフラムにPK戦で敗れた5回戦で終了し、カラバオ・カップでは準々決勝でトッテナムに敗退。トッテナムは、その後マンチェスター・Uを最も苦しめる存在となる。この過酷なシーズンで唯一の明るい点はヨーロッパリーグでの戦いで、マンチェスター・Uのファンはハリー・マグワイアがリヨン戦でこの上なく劇的な延長戦での逆転劇を成し遂げた瞬間を決して忘れないだろう。アモリム監督のチームはアスレティック・ビルバオとの準決勝で2度の素晴らしいパフォーマンスを披露したが、決勝で再びビルバオの地で戦ったマンチェスター・Uはトッテナム相手に手も足も出ずに敗れ、チャンピオンズリーグ出場権という「ゴールデンチケット」をさらわれたのだった。

GOALでは厳しいシーズンを過ごしたマンチェスター・Uの選手全員を評価してみる。

  • Manchester United v FK Bodo/Glimt - UEFA Europa League 2024/25 League Phase MD5Getty Images Sport

    28タイレル・マラシア:評価不可

    18カ月の離脱を経て2度の膝の手術から復帰し、アモリム監督の下で数試合に出場したが、明らかに調子が悪く、1月下旬にPSVへレンタル移籍に出されたことは関係者全員にとって良い判断だった。マラシアは新しいクラブでも出場機会は少なかったが、エールディヴィジの優勝メダルを獲得した。

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  • Toby Collyer Man Utd 2024-25Getty Images

    27トビー・コリアー:評価不可

    ブライトンからやって来た若手選手は、9月のリヴァプール戦でテン・ハーグウが不運なカゼミーロを交代させたことで、いきなり厳しい状況に投げ込まれたが、その後はひたすら機会を待つしかなかった。アモリム監督の下では安定して出場機会を得ており、時にはカゼミーロに代わって起用されることもあった。ただし、2度の不運なケガにより、成長が妨げられている。

  • Manchester United FC v Aston Villa FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    26ジョニー・エヴァンス:評価不可

    この愛されるベテラン選手は、昨シーズン、驚きの復帰を果たし、チームの一員としてまだ十分な力があることを示したため、マンチェスター・Uでさらに1年の契約延長を勝ち取った。しかし、テン・ハーグの下ではほとんど出場機会がなく、アモリム監督が就任した最初の試合で先発出場を果たしたものの、それ以降ずっとレギュラーから外れていた。

  • Harry Amass Man Utd Getty

    25ハリー・アマス:評価不可

    プレシーズンのツアーでは好印象を残したものの、まだ10代のアマスがデビューしたのは3月になってからだった。アマスは4試合に先発出場したが、いずれもヨーロッパリーグの試合の前後に行われた試合で、出場するたびにフィジカルの弱さが顕著になっていった。来シーズンにさらなる出場機会を得るためには、体力を強化する必要がある。

  • Chido Obi-Martin Manchester United 2024-25Getty

    24チド・オビ:評価不可

    この17歳の選手は、U-18でゴール前での記録破りな活躍を見せ、周囲は大いに期待するようになっていった。しかし、トップチームでのサッカーは見た目ほど簡単ではなく、7試合に出場したオビには明らかに未熟な部分が目立っていた。

    FAカップのフラム戦では将来有望な動きを見せたものの、ボールのコントロールに苦戦し、相手DFにすぐに手口を読み切られてしまっていた。大きな未来が待っているだろうが、それを実現するためにはもう少しの時間と、さらなる努力が必要である。

  • Ayden Heaven Man Utd Arsenal 2025Getty Images Sport

    23エイデン・ヘブン:評価不可

    「彼は本当にリラックスしている。リラックスしすぎている時すらある」と、アモリム監督は、1月にアーセナルから移籍し、トップチームでわずか10分しかプレーしていないヘブンについて述べた。ヘブンは3月に大活躍し、2週間で4試合に出場したが、レスター戦で足首を負傷し、成長が止まった。

    アストン・ヴィラとの最終戦でもまたしても将来有望なパフォーマンスを披露したが、ケガのため早々に退場した。

  • Manchester United FC v Brighton & Hove Albion FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    22アントニー:2/10

    このブラジル代表選手が、レアル・ベティスでサッカーの神様として新たに台頭したことは、マンチェスター・Uで常に彼を見ていたファンには理解できないことだった。1月にアンソニーがレンタル移籍でチームを去ったことに失望したファンは誰もいなかったのである。彼がマンチェスター・Uで注目すべきことをしたのは、唯一、バーンズリーに大勝した試合でPKを決めたことだけだった。

    ところが、彼の価値はスペインで急上昇しており、マンチェスター・Uは彼を売却して利益を確定させるべきである。オールド・トラッフォードに戻ってきて再び活躍することを期待するのではなく。

  • Rasmus HojlundGetty Images Sport

    21ラスムス・ホイルンド:3/10

    ホイルンドはアストン・ヴィラとの最終戦で、今シーズン全体を象徴するパフォーマンスを披露した。彼はほとんど脅威を与えられず、唯一の絶好のチャンスをつかみ損ね、ようやくボールをネットに押し込んだ瞬間にはオフサイドの旗が上がった。

    新しいクラブとリーグに慣れるための最初のシーズンは、やや物足りないもののまずまずのスタートを切ったホイルンドだったが、今シーズンは7,200万ポンドの移籍金に見合う活躍をし、エース・ストライカーへと成長するはずだった。しかし、まったく逆に、試合ごとに自信を失っていった。デンマーク代表のホイルンドは、4カ月以上も得点できない時期があり、プレミアリーグでは4得点・0アシストでシーズンを終えた。ヨーロッパリーグが唯一の救いとなり6得点を挙げたが、そのうち決勝トーナメントで得点は1点だけで、決勝では精彩を欠いた。

  • Altay Bayindir Manchester United 2025Getty

    20アルタイ・バユンドゥル:3/10

    GKバユンドゥルは、カラバオ・カップのトッテナム戦でのCKから直接失点という散々なパフォーマンスで、マンチェスター・Uのファンに「オリンピコ」という言葉を覚えさせた。FAカップのアーセナル戦でのPKセーブが、オールド・トラッフォードでの非常に悪い2シーズン目における唯一のハイライトであった。

    残りのカップ戦をケガで欠場し、オナナに休息をもたらすはずだったニューカッスル戦で大失態を犯した。リーグの最後から2試合目のチェルシー戦(ヨーロッパリーグ決勝の5日前)で先発させてもらえなかったことは彼の今シーズンを象徴していた。そして、最終節のアストン・ヴィラ戦に出場したバユンドゥルは致命的なミスを犯したが、審判のおかげで救われたのだった。

  • Luke Shaw Manchester United 2024-25Getty Images

    19ルーク・ショー:3/10

    ショーは、昨シーズンの大半をケガで欠場した後、2024年欧州選手権(EURO2024)に出場するため、過度にトレーニングを積んだことで体調を崩した。そして、その後、何が起こったか…。彼はまたしても重傷を負い、11月下旬までシーズンを始めることができなかった上、さらに別のケガで4カ月もの戦線離脱を余儀なくされたのである。

    このイングランド代表の左サイドバックは、4月に復帰してからも別人のようだった。先発した5試合中4試合で負けて1度も勝利を挙げられず、ヨーロッパリーグの決勝では最悪のパフォーマンスのひとつを披露したのだった。

  • victor-lindelof(C)Getty Images

    18ヴィクトル・リンデロフ:4/10

    オールド・トラッフォードでの非常に失望的なキャリアは、悲しくもふさわしい結末を迎えた。リンデロフはシーズン中にケガのため多くの試合を欠場し、最終的に全公式戦に12試合しか先発出場しなかったことで、守備の序列の最下位に沈んでいる。

    シーズン後半に起用され、特にビルバオ戦では失点を防ぐブロックを見せたが、必要なレベルに達していないことは明白で、彼を惜しむファンは少ないだろう。

  • Andre Onana Manchester United 2024-25Getty

    17アンドレ・オナナ:4/10

    出だしは良かった。サウサンプトン戦でPKを阻止し、フェネルバフチェ戦では信じられないような連続セーブを披露して、ジョゼ・モウリーニョから「世界一のGK」と称賛された。しかし、すぐにオナナは昨シーズンに犯したのと同じ、集中力の欠如に悩まされるようになった。

    ウルブス戦ではCKから直接失点し、ノッティンガム・フォレスト戦で2つの重大なミスを犯し、ブライトン戦でも2つのミスを犯した。しかし、最も深刻なミスは、まったく必要のないネマニャ・マティッチとの口論の後に起きた、リヨンでの衝撃的な失点だった。マンチェスター・Uは今夏、2023年にダビド・デ・ヘアを放出して4,700万ポンドで獲得したオナナに代わる選手を探すべきだ。

  • Marcus Rashford Man UtdGetty

    16マーカス・ラッシュフォード:4/10

    ラッシュフォードは、前シーズンのひどい成績を受けて、今シーズンも厳しいスタートを切った。パフォーマンスが停滞したままだった上、ボディランゲージやボールのない所での意欲の欠如が、ファンの怒りをさらに深めたのだった。

    このイングランド代表FWは、アモリム監督の最初の2試合で3得点を挙げたが、エヴァートン戦に勝利する48時間前に夜遊びに出かけたことが発覚し、監督とラッシュフォードの関係は回復しなかった。アストン・ヴィラへのレンタル移籍で調子を戻したことは嬉しい驚きだったが、マンチェスター・Uとの関係が破綻寸前である事実は変わらない。しかし、問題なのは、ラッシュフォードがシーズン半ばに退団したにもかかわらず、リーグでの得点がチームで4番目に多かったことである。

  • Mason Mount Manchester United 2024Getty Images

    15メイソン・マウント:4/10

    マウントはまたしても惨憺たるシーズンを過ごし、相変わらず、2年前に支払われた6,000万ポンドの移籍金に見合う活躍をする見込みは立っていない。2023-24シーズンと比べて出場時間はわずかに増加したものの、3つの異なるケガで20週以上を欠場するなど、ケガに悩まされ続けた。しかし、その態度でアモリム監督の評価は高いままである。

    彼の唯一の大きな貢献は、ヨーロッパリーグの準決勝第2戦でビルバオの脅威を退けたことだった。このパフォーマンスによって、監督は決勝戦でマヌエル・ウガルテやアレハンドロ・ガルナチョではなくマウントを先発起用することとなる。ビルバオで行われた決勝では精彩を欠き、アモリム監督の評価は依然として高いが、ファンの中に支持者は多くない。

  • Leicester City FC v Manchester United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    14クリスティアン・エリクセン:5/10

    エリクセンはマンチェスター・Uで3シーズン目にして最終のシーズンにおいても、チームの一員としての役割を果たし続けた。テン・ハーグが監督を務めていた時期には期待以上に重要な役割を果たし、8試合で4得点3アシストを記録した。アモリムが監督に就任すると、彼の重要性は薄れ、次の7カ月での先発出場は合計8試合であった。

    監督はエリクセンへの敬意を保ち、アストン・ヴィラ戦でPKを任せた。プレミアリーグでの得点はオールド・トラッフォードを去る彼にとって花道となった。

  • AFC Bournemouth v Manchester United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    13コビー・メイヌー:5/10

    この地元育ちのMFは昨シーズンの大発見だったが、その重要性は色あせ、アモリム監督を失望させたため、FAユースカップ優勝経験者のガルナチョと共に退団の見込みである。

    リヴァプールとのホームゲームでの不甲斐ないパフォーマンスがメイヌーの自信を喪失させ、その後すぐにケガで2カ月の戦線離脱を余儀なくされた。彼の復帰は、マンチェスター・Uが6連敗した呪われた12月と重なり、クラブには彼を売却する可能性があると報じられた。1カ月後、アモリム監督はサウサンプトン戦でメイヌーを途中交代させ、その後、一時的に彼を背番号10と偽の背番号9のポジションで起用する実験を行った。

    メイヌーは再び負傷し、復帰後もほとんど出場機会を得られず、リヨン戦での素晴らしいカーブをかけたシュートが赤いユニフォームでの最後の輝きとなる可能性が高い。

  • Newcastle United FC v Manchester United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    12ジョシュア・ザークツィー:5/10

    ザークツィーはマンチェスター・Uでのデビュー戦でフラム相手に決勝点を決めたが、すぐにスピード不足が問題となった。ニューカッスル戦での早期交代がホームサポーターから拍手喝采を浴びたことは、シーズンで最も居心地の悪い瞬間のひとつだったが、彼は精神的な強さを示し、数週間後のアーセナル戦で決勝のPKを成功させた。

    このオランダ代表選手のパフォーマンスは向上し続けているが、依然として得点を決めることは稀である(プレミアリーグではわずか3得点)。ニューカッスル戦での負傷はチームに大きな打撃をもたらしたと言える。これにより、ホイルンドが唯一ケガのない経験豊富なセンターFWとなってしまったのだ。

  • Lisandro Martinez Manchester United 2024-25Getty

    11リサンドロ・マルティネス:5/10

    厳しいスタートを切ったものの、すぐに本来の調子を取り戻し、守備のリーダーとして再び活躍するようになり、さらに、パスセンスの良さから攻撃の要としても活躍するようになった。しかし、状態が上向き、フラム戦で貴重な決勝点を決めた直後、前十字靭帯損傷という災難に見舞われ、来シーズンまでの戦線離脱を余儀なくされた。

  • Patrick Dorgu Manchester United 2024-25Getty

    10パトリック・ドルグ:5/10

    ドルグは1月に、アモリム監督の最初の補強選手としてレッチェから加入した。彼はクラブから、監督が望むプレーを実現する手助けをするものと期待されていた。しかし、その影響力は期待外れに終わっている。

    このデンマーク代表選手は18試合で得点もアシストも記録しておらず、イプスウィッチ戦では前半に失点の原因となった後に退場処分を受けるなど、特にひどい試合になってしまった。ドルグは相手サイドバックを突破するスピードに欠け、最終的なパスも不十分で、守備面でも課題が目立つ。特にヨーロッパリーグの決勝で、決勝点を決めたブレナン・ジョンソンをマークしきれなかったことが象徴的であった。

  • Manchester United v Olympique Lyonnais - UEFA Europa League 2024/25 Quarter Final Second LegGetty Images Sport

    9マヌエル・ウガルテ:5/10

    ウガルテは、パリ・サンジェルマンから4,200万ポンドで移籍した後、テン・ハーグの下では出場機会がほとんど与えられず、スロースタートとなった。しかし、前監督が解任された後、ボール奪取の能力を発揮してファンから愛される存在になっている。

    このウルグアイ代表選手の闘争心は、FAカップのアーセナル戦でのパフォーマンスと、その後SNSに投稿した「ボールを持っているときは試合であり、持っていないときは戦いである」というコメントに象徴されている。その他のハイライトとしては、エヴァートン戦で決めた同点ゴール、リヨン戦での得点、ビルバオ戦での2アシストなどが挙げられる。しかし、ウガルテには相変わらず危険なエリアでボールを失う傾向があり、それがヨーロッパリーグの決勝で先発出場を逃した原因となったかもしれない。

  • Leicester City FC v Manchester United FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    8ディオゴ・ダロト:6/10

    エヴァートンとのアウェー戦とトッテナムとのホーム戦でいくつか悪いパフォーマンスを見せたが、全体的にはダロトは信頼できる選手であり、多才さを発揮している。左サイドでの起用は理想的ではなかったが、安定したパフォーマンスを見せ、アモリム監督が指揮を執るようになってからはウイングバックの役割にも適応した。

    リヴァプールとの2-2の引き分けの試合で素晴らしいパフォーマンスを見せ、オールド・トラッフォードでのレアル・ソシエダ戦とリヨン戦でも活躍し、将来は安泰である。今後、大規模な刷新が控えるチームにおいては快挙と言える。

  • Manchester United FC v Wolverhampton Wanderers FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    7ヌサイル・マズラウィ:6/10

    1,300万ポンドという移籍金で獲得したこのモロッコ代表選手は、非常に賢明な補強選手であることが証明された。守備のあらゆるポジションとウイングバックでプレーし、バックラインで頼りになる数少ない選手のひとりであることを示した。

    テン・ハーグが推進した移籍のうち、数少ない成功例のひとつであり、フィットネス的には最も信頼できる選手として、最も多くの試合に出場した。ただし皮肉なことに、マズラウィはシーズン最終日に負傷での途中退場を余儀なくされたのだった。

  • FBL-EUR-C3-MAN UNITED-ATHLETIC BILBAOAFP

    6カゼミーロ:6/10

    カゼミーロはマンチェスター・Uでの2シーズン目が不振だったため、多くのことを証明する必要があった。しかし、リヴァプールにホームで大敗した試合でスケープゴートにされるなどシーズンのスタートは最悪で、その後アモリム監督の下で起用されないことが何度もあった。

    ヨーロッパリーグの緩やかなペースがカゼミーロの救いの手となり、チーム内での役割を再確立。リヨン戦では3アシストでチームを危機から救い、ビルバオ戦とレアル・ソシエダ戦でも圧倒的なパフォーマンスを披露した。自身の衰えを指摘する声は大げさだったことを示し、サウジアラビアから断れないオファーが来ない限り、契約満了まで残留する意向を示している。

  • garnachoGetty Images

    5アレハンドロ・ガルナチョ:6/10

    シーズン開幕前の勢いを考えると、ガルナチョは期待外れのシーズンを送ったと言える。2024-25シーズンは得点とアシストの数が減り、特にウェストハム戦、トッテナム戦、リヨン戦、ビルバオ戦で決定機を逃したことが記憶に残っている。また、年をまたいだ約4カ月間、得点できなかった期間もあった。

    しかし、攻撃力と創造性に欠けるチームにおいて、ガルナチョは常に何かを起こす可能性を示し、決して挑戦をやめなかった。ヨーロッパリーグの決勝で先発起用されなかったのは厳しすぎで、彼に退団を強いることは大きなリスクだと思われる。

  • Harry Maguire of Manchester United celebrates victoryGetty Images

    4ハリー・マグワイア:7/10

    今シーズンのマンチェスター・Uで数少ない明るい話題のひとつ。マグワイアは2023年にクラブから放出されそうになった危機を乗り越え、2シーズン連続でチームで最も安定したDFとして活躍し続けた。

    アモリム監督の3バックのシステムでポジションを確立し、攻撃の意外な救世主となった。実際、アモリム監督は彼をセットプレーで最高の攻撃手と呼んでいる。リヨン戦の最後の最後に決めたヘディングシュートは、今シーズン最も記憶に残る瞬間であり、ヨーロッパにおけるマンチェスター・Uの歴史においても最高のゴールのひとつとなった。また、ビルバオ戦での巧みなウイングでのプレーもそれに次ぐ名シーンだった。さらに、ポルト戦、レスター戦、イプスウィッチ戦でも貴重な得点を挙げている。

  • Olympique Lyonnais v Manchester United - UEFA Europa League 2024/25 Quarter Final First LegGetty Images Sport

    3レニー・ヨロ:7/10

    ヨロは、リールから5,200万ポンドの移籍金で加入した後、プレシーズンの最初の試合で負傷したが、2月以降のパフォーマンスは、マンチェスター・ユナイテッドがレアル・マドリーを退けて彼を獲得するために大金を投じたことが正しかったことを示している。

    DFとして成長しているが、ヨロが際立つのはボールを運ぶ能力であり、レアル・ソシエダ戦やビルバオ戦でもその能力が発揮された。足首のケガが慢性化しない限り、19歳のヨロはクラブの未来において重要な役割を果たすだろう。

  • Amad Diallo Manchester United 2024-25Getty

    2アマド・ディアロ:8/10

    アマドは、ファン・ニステルローイ暫定監督の下でPAOK戦で見せた冷静なプレーで、自分がテン・ハーグにどれほど過小評価されていたかを示した。この試合を皮切りに、4得点6アシストの活躍を続け、エティハド・スタジアムでのマンチェスター・シティ戦でも得点を決めた。その後、アンフィールドでの同点弾とサウサンプトン戦でのハットトリックで、アモリム監督の面目を保つ活躍を見せた。

    シーズンを通じて稀有な輝きを放ったアマドは、2月に足首を負傷し、当初はシーズンの残りを欠場する見込みだった。その時点では、すべての希望が消えたシーズンのように感じられたが、このコートジボワール代表選手が早々に復帰し、調子を取り戻していることは、暗闇の中にいるファンに新たな希望をもたらしている。

  • Manchester United v Real Sociedad de Futbol - UEFA Europa League 2024/25 Round of 16 Second LegGetty Images Sport

    1ブルーノ・フェルナンデス:8/10

    最悪のチームの中で最高の選手であるフェルナンデスはマンチェスター・Uを生き残らせた。彼がいなければ降格していた可能性を否定できない。

    19得点・18アシストでシーズンを終え、得点王とアシスト王に輝いたのみならず、チームの原動力であり象徴的な存在だった。ヨーロッパリーグの決勝でのパフォーマンスには残念だったが、フェルナンデスは数多くの試合でチームを背負って戦った。もしサウジアラビアに移籍することになれば、彼は惜しまれつつ去ることとなり、努力の成果を示すトロフィーが少なすぎるままになるだろう。