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本田圭佑との"秘話"をマキヒカが明かす…サッカー系YouTuberとしての覚悟。Jリーグとの歩み「本田選手の名前も背負って…」

小学校・中学校・高校・大学とサッカーを続けていた彼に転機が訪れたのは、大学生のとき。本田のモノマネ動画がインターネット上でヒットし、サッカー系YouTuberとしての活動を決意。活動6年目の現在、登録者60万人を超えるまでになった。

最近では『エルゴラッソ』が第102回全国高校サッカー選手権大会に出場する選手に聞いた「好きなYouTuber」で2位にランクイン。第一人者として、最前線を走り続けている。

12月24日に開催される「U-12 サッカー選手権大会 2023 エフ・キャン カップ in 静岡」にゲストとして参加するマキヒカへのインタビューが実現。

ここでは、2022年に実現した本田と対談の裏側やJリーグとの関係性、そしてサッカー系YouTuberとしての今について話を聞いた。

  • (インタビュー日:12月14日 聞き手:小津那/GOAL編集部)

    --まずは、今回「2023 エフ・キャン カップ in 静岡」にゲストとして参加しようと思った理由を聞かせてください。

    YouTubeを通してみなさんに笑顔を届けたり、サッカーの楽しさを伝えたりする活動をしています。ただ、実際に会って何かを伝える活動はあまりできていなくて。子どもたちと会う機会も少ないですし、直接サッカーの楽しさや笑顔、元気を与えたい、という気持ちを相方の梅ちゃん(梅谷堅人)と共に持ってきました。僕らならサッカーの楽しさや技術を教えられるかなと感じたのが参加した理由ですね。

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    本田圭佑との"再会"

    --インフルエンサー活動を始めてから約6年が経ちました。マキヒカさんが活動を始めようと思ったきっかけは?

    もともと本田圭佑選手が大好きで、学生の頃からモノマネはしていて。大学生の時にモノマネでバズり、3年生の時に本田選手と直接会う機会がありました。その時に「君の将来の夢は何なんだ?」と聞かれ、僕は答えられず。当時僕はクルマのディーラーに就職が決まっていたことを伝えたのですが、「ああそうか、やりたいことやれよ」と言われて会話が終わりました。

    正直、自分の思い描いている社会人像ではありませんでした。4年生になって本田選手の言葉を思い返したときに、一回きりの人生だし自分のやりたいことをやろうという決意がそこで生まれて。そこでYouTuberになる道を選んだんです。

    -- 2022年にカンボジア代表の練習に参加する企画が実現し、当時監督だった本田選手と再会を果たし、憧れの存在と対談をされました。改めてあの一瞬を振り返って下さい。

    大人になって一番緊張しましたし、実りのある時間でした。本当に夢の中にいるようで、改めて本田選手を好きになれた瞬間でした。終わった瞬間にこの時を忘れないようにメモに記憶を殴り書きしていましたね(笑)。

    --1対1での面談という形でしたが、どのような話を?

    本田選手が当時カンボジア代表を指揮していたので、カンボジア代表の話やオーナーをしていたクラブの話をしていました。あとは本田選手がそこまでYouTubeに詳しくないので、僕のYouTubeの活動についてですかね。

    覚えているのは…「チャンネル登録どれくらいなん?」という質問に僕が「何十万人です」と答えたら「那須(大亮)よりどれぐらい下なん?」と聞かれて。「いや、僕那須さんより上です」って言ったら「えー!?」みたいな(笑)。驚かせた記憶があります。

    --特に印象に残っている言葉は?

    まずは「モノマネは好きにやっていいよ」と言っていただけました(笑)。

    本田選手は多くを語らない感じがあって。「言葉がなくても感じろよ」というメッセージをたくさん散りばめてもらっていて、僕なりに噛み砕いて大事にさせていただいています。

    あとは「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」を貰いました。

    「NFTのアプリ出してや」と言われたあと、本田選手のサインをNFTとしてプレゼントしてもらって。「これは僕と会った人しか渡してません」というものでした。このサインを持っていることで、より僕の中で火がつきました。本田選手の名前も背負って活動しているぶん、本田選手に恥をかかすようなことは絶対にできないと心に誓っています。

    --今では登録者64万人。当初思い描いていた活動と現在の活動とのギャップはありますか?

    当時はもっと簡単に登録者が100万人を超えるだろうと思っていましたね。ただ、現状はまったくいけていません。思い描いていたところとは程遠いなと実感しています。

    --プロのサッカー選手とのコラボ機会も増えるなど、コンテンツの規模の大きさはとてつもないと思います。数字以外の面での充実度は?

    当時は今みたいにサッカー系YouTuberはそこまで多くありませんでした。まずはその中で一番になりたいと思って活動していた中で、プロの選手やJクラブさんとのコラボをする機会が増えましたね。本当ににありがたい話です。

    --今現在、活動に対しての意味合いや目標があれば教えてください。

    目標としては、まずは登録者100万人を達成すること。そして、サッカーを通して自分はここまでおおきくなれたので、子どもたちや視聴者さんにサッカーで笑顔や元気、勇気、夢を与えていきたいと常日頃思って活動しています。僕たちのチャンネルを見てくれている人が興味を持って、サッカーやフットサルを少しでもやってみよう、始めてみようと思ってもらえたら最高ですね。サッカー界を盛り上げていきたいです。

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    風向きが変わったJリーグ×サッカーインフルエンサー

    --サッカー界を盛り上げていくという活動の一環として、最近ではJリーグの試合などにゲストで参加することも多くなってきています。インフルエンサーとしてJリーグに関わっていくことの意義は?

    目標である登録者100万人達成に向けても、JクラブさんやJリーガーの方とのコラボは非常にありがたいことです。逆に、僕の持っている知名度やエンターテインメント的な要素をJリーグに還元できるように、一生懸命参加させていただいています。

    --YouTuberに対する偏見含め、Jリーグクラブとの関わりを始めた頃は、ファンに受け入れられなかったこともあった思います。そういう面に対しての難しさは?

    YouTubeを見ていない世代がYouTuberを受け入れられないっていう価値観になるのは、当然のことだと思っています。コンテンツとしてもまだ始まったばかりのものです。身近で言えば、僕が妻と結婚するときに相手方の親から「YouTuberに娘はやらへん」と言われていましたから(笑)。

    当時Jリーグとの関わりが始まったときも、前向きにYouTuberとコラボをしよう、新しいものを取り入れようと思うクラブもあれば、前向きではないクラブもあった印象です。3、4年経った今ではありがたいことに、どのクラブも前向きなマインドになってもらえていると思います。

    ファンの方々に関しても、どの世代からも受け入れられやすくなっている印象です。YouTuberも立派な仕事だということを、僕らが日々の活動で証明していくだけですね。

    --活動を通じて大切にしている意識があれば教えてください。

    インフルエンサーは、Jリーガーやプロサッカー選手にリスペクトを持って仕事に挑まないといけません。若い世代が多く見てくれている現状もあり、プロサッカー選手と同じ現場にいたときに僕らのほうに歓声が集まることも少なくなくて。

    集まった子どもたちから「将来WINNERS(サッカーインフルエンサーで作られたチーム)に入ることが夢」と言われたりしますけど、そういった子どもたちには「まずはサッカー選手、Jリーガーを目指せ」と伝えています。自分たちの立ち位置を勘違いしてしまわないこと。常に最大限の敬意を込めて僕は接するようにしています。

    --Jリーグを盛り上げられている実感はありますか?

    まだまだ満足できていないですね。例えば、試合イベントのゲストとして参加した時、そのチームのファン以外の方にもっとスタジアムに足を運んでもらえるようにしたい。そこからそのチームのファンになってくれれば万々歳です。

    それ以上に、僕としては普段サッカーにあまり関わりがない人にもJリーグに興味を持ってもらえるような活動ができればと思っています。そうなればJリーグやサッカー界をもっと盛り上げていけるはずです。

    --具体的には?

    そうですね。Jリーグのイベントに僕とウメちゃんを呼ぶことですかね。

    --まだ少ないと?(笑)

    LISEM(サッカー系YouTuberグループ)にゲストが偏ってるんじゃないかと。僕とウメちゃんも盛り上げられるよっていうのをね…言わせてください(笑)!

    もちろんLISEMも凄いですけど、僕らももっともっと楽しませられる自信があります。Jクラブと関わらせてもらえるのであれば、報酬が少なかろうと飛んで向かいます。よろしくお願いします!

    --最後に、マキヒカさんの今後の抱負を聞かせてください。

    活動を始めて気づけば5、6年が経ちました。1年目は生きるのにとにかく必死で、常にもがいていました。ただ、ここ2年ぐらいは安定してインフルエンサーとして活動ができています。日本のサッカーインフルエンサーの中では一番有名なレベルにはいると思っています。その位置を走り続けること。そして、チャンネル登録者数を伸ばすために、もっと面白くてサッカー界が盛り上がるコンテンツを生み出し続けたいです。ぜひ一緒に目標の登録者数100万人突破を見届けてほしいですね。

    --マキヒカさんが思い描いている未来像は?

    相方のウメちゃんと40歳、50歳になっても活動を続けていることです。ヨボヨボになっても、今と変わらず"イングランド式シュート対決"をしていたいですね(笑)。

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    「2023 エフ・キャン カップ in 静岡」が12月24日(日)に開催!

    現役Jリーガーやプロサッカー選手からレッスンが受けられるサービス「Football Camp(以下エフ・キャン)」を運営するCAPTAIN FIVE 株式会社(本社:東京都港区)が、2023年12月24日(日)に静岡県草薙総合運動公園 球技場(静岡県静岡市)にて「U-12 サッカー選手権大会 2023 エフ・キャン カップ in 静岡」(以下、今大会)を開催。

    エフ・キャンでは、プロサッカー選手を目指す全国の子供たちが、平等に誰でも最高峰の環境でサッカーに打ち込める世界を創造するため、今回サッカー王国である静岡の地で2回目となるU-12(小学生6年生以下)サッカー選手権大会の開催を決定。合計8チーム、総勢約100名の子供たちが優勝目指して熱い戦いを繰り広げる。

    今大会では、子供たちの夢を後押しすべく、サッカー少年少女に人気のある ウンパルンパ(TikToker/YouTuber)、マキヒカ氏(YouTuber)や現役サッカー選手、元日本代表をはじめとしたゲストが大会に参加し、様々なイベントを通して大会出場チームの子供たちと交流を深めていく。

    今大会では出場チームだけでなく、一般の来場者に向けてもゲストサイン入りグッズなどが当る会場限定の抽選イベントも実施予定だ。

    《 参加ゲスト 》

    ・ウンパルンパ

    ・マキヒカ

    ・福西崇史

    ・三都主アレサンドロ

    ・圓乘健介(エンケン)

    ・田中パウロ淳一選手(栃木シティFC所属)

    ・内田健太選手(FCマルヤス岡崎所属)

    ・小椋祥平

    など

    ※大会参加ゲストは変更になる場合あり。

    《 開催場所 》

    【 会場 】

    静岡県草薙総合運動公園球技場

    (住所:〒422-8008 静岡県静岡市駿河区栗原19−1)

    【 時間 】9:00 大会スタート(17:30閉会予定)

    【 料金 】入場・観戦無料

    【 アクセス 】静岡鉄道清水線「県総合運動場駅」より徒歩3分

    ※一般来場者向け駐車場のご用意はございません。ご来場の際は近隣の公共交通機関をご利用ください。

    《 会場限定プレゼント抽選会 》

    今大会では会場にご来場頂いた一般のお客様にもお楽しみ頂くために、「全ゲストサイン入り」大会限定グッズが当たる抽選会を実施します。詳細は下記をご確認ください。

    【 当選人数 】合計5名

    【 対象商品 】エフ・キャンカップ限定オリジナルユニフォーム(全ゲストサイン入り)

    【 参加資格 】一般来場者

    【 参加方法 】会場で配布される大会チラシを入手

    【 抽選方法 】チラシに記載されている抽選番号をもとに表彰式で抽選会を実施

    ※当日の入場者数など状況により内容が変更になる場合がございます。

    ★ エフ・キャンカップのこだわり

    1)大会のゲスト

    YouTuber、サッカー選手、元日本代表など、子供たちの憧れ・目標となる人物を中心に大会毎キャスティング。ゲストとのドリームマッチや、様々なイベントを通して子供たちへ「本物」を体験する機会を提供。

    2)大会の会場

    普段子供たちがプレーする機会の少ない「天然芝」にこだわり、さらに一般の観客も収容し子供たちがプロの試合と非常に近い環境でサッカーの試合を体験できる会場を提供

    3)最先端のスポーツ機器

    エフ・キャンカップではスポーツ専用AIカメラ「Veocam2」をはじめとしたスポーツ界で近年話題になっている最先端の技術を、優勝景品としてサッカーチームへ提供し、子供たちのサッカー環境の整備に貢献

    4)出場チーム

    開催する県のサッカーチームだけなく、県外からも強豪チームを中心に招待し、より高いレベルで子供たちがサッカーに打ち込める大会を開催

    エフ・キャン(Football Camp)Webサイト

    https://captain-five.noor.jp/

    エフ・キャン(Football Camp)公式Instagram

    https://www.instagram.com/c5_football_camp/