--サッカー界を盛り上げていくという活動の一環として、最近ではJリーグの試合などにゲストで参加することも多くなってきています。インフルエンサーとしてJリーグに関わっていくことの意義は?
目標である登録者100万人達成に向けても、JクラブさんやJリーガーの方とのコラボは非常にありがたいことです。逆に、僕の持っている知名度やエンターテインメント的な要素をJリーグに還元できるように、一生懸命参加させていただいています。
--YouTuberに対する偏見含め、Jリーグクラブとの関わりを始めた頃は、ファンに受け入れられなかったこともあった思います。そういう面に対しての難しさは?
YouTubeを見ていない世代がYouTuberを受け入れられないっていう価値観になるのは、当然のことだと思っています。コンテンツとしてもまだ始まったばかりのものです。身近で言えば、僕が妻と結婚するときに相手方の親から「YouTuberに娘はやらへん」と言われていましたから(笑)。
当時Jリーグとの関わりが始まったときも、前向きにYouTuberとコラボをしよう、新しいものを取り入れようと思うクラブもあれば、前向きではないクラブもあった印象です。3、4年経った今ではありがたいことに、どのクラブも前向きなマインドになってもらえていると思います。
ファンの方々に関しても、どの世代からも受け入れられやすくなっている印象です。YouTuberも立派な仕事だということを、僕らが日々の活動で証明していくだけですね。
--活動を通じて大切にしている意識があれば教えてください。
インフルエンサーは、Jリーガーやプロサッカー選手にリスペクトを持って仕事に挑まないといけません。若い世代が多く見てくれている現状もあり、プロサッカー選手と同じ現場にいたときに僕らのほうに歓声が集まることも少なくなくて。
集まった子どもたちから「将来WINNERS(サッカーインフルエンサーで作られたチーム)に入ることが夢」と言われたりしますけど、そういった子どもたちには「まずはサッカー選手、Jリーガーを目指せ」と伝えています。自分たちの立ち位置を勘違いしてしまわないこと。常に最大限の敬意を込めて僕は接するようにしています。
--Jリーグを盛り上げられている実感はありますか?
まだまだ満足できていないですね。例えば、試合イベントのゲストとして参加した時、そのチームのファン以外の方にもっとスタジアムに足を運んでもらえるようにしたい。そこからそのチームのファンになってくれれば万々歳です。
それ以上に、僕としては普段サッカーにあまり関わりがない人にもJリーグに興味を持ってもらえるような活動ができればと思っています。そうなればJリーグやサッカー界をもっと盛り上げていけるはずです。
--具体的には?
そうですね。Jリーグのイベントに僕とウメちゃんを呼ぶことですかね。
--まだ少ないと?(笑)
LISEM(サッカー系YouTuberグループ)にゲストが偏ってるんじゃないかと。僕とウメちゃんも盛り上げられるよっていうのをね…言わせてください(笑)!
もちろんLISEMも凄いですけど、僕らももっともっと楽しませられる自信があります。Jクラブと関わらせてもらえるのであれば、報酬が少なかろうと飛んで向かいます。よろしくお願いします!
--最後に、マキヒカさんの今後の抱負を聞かせてください。
活動を始めて気づけば5、6年が経ちました。1年目は生きるのにとにかく必死で、常にもがいていました。ただ、ここ2年ぐらいは安定してインフルエンサーとして活動ができています。日本のサッカーインフルエンサーの中では一番有名なレベルにはいると思っています。その位置を走り続けること。そして、チャンネル登録者数を伸ばすために、もっと面白くてサッカー界が盛り上がるコンテンツを生み出し続けたいです。ぜひ一緒に目標の登録者数100万人突破を見届けてほしいですね。
--マキヒカさんが思い描いている未来像は?
相方のウメちゃんと40歳、50歳になっても活動を続けていることです。ヨボヨボになっても、今と変わらず"イングランド式シュート対決"をしていたいですね(笑)。