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AFP昨シーズン、圧倒的な強さでプレミアリーグを制したリヴァプールだが、2025-26シーズンは守備の脆さに苦しんでいる。長年君臨してきたフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテの両主柱が、今季はかつてのパフォーマンスから程遠い状態にあるためだ。
さらに、昨夏に生え抜きのジャレル・クアンサーをレヴァークーゼンへ売却。その後釜としてパルマから獲得したイタリアの超新星ジョバンニ・レオーニは、サウサンプトン戦でのデビュー戦で輝きを見せたものの、同試合で無情にも前十字靭帯(ACL)を断裂し今季絶望となった。現在、本職のCBはジョー・ゴメスを除けば、衰えを指摘される主力二人しか残っていないという異常事態に陥っている。
2021年のコナテ加入以来、リヴァプールが21歳以上の即戦力DFを獲得していない事実は、サポーターの不満を増大させている。アルネ・スロット監督は今月の会見で、コナー・ブラッドリーが今季絶望となったことを受け、補強への本音を漏らした。
「我々が直面している課題については、クラブ内の誰もが同じ認識を持っている。だからといって、この1月に即座に動くとは限らないが、現状への危機感に意見の相違はない。何かが起きる可能性は否定しないが、確約もできない状況だ」
さらに、今季終了後に契約が満了するコナテの去就も不透明であり、バックラインの再構築は一刻を争う課題となっている。
AFP『デイリー・メール』によると、リヴァプールはファン・デ・フェンへの「関心を深めている」という。彼はトッテナムと2029年までの長期契約を結んでいるが、クラブが提示したチーム最高給クラスの新契約オファーを現時点で「拒否」し続けているとされる。
トッテナムは近年、主力選手を安価な移籍金で放出してきた苦い経験があり、現在は「市場価値が高いうちに売却する」という方針への転換を迫られている。ファン・デ・フェンがこのまま契約延長を拒み続ければ、トッテナム側が今夏にも高額な売却に踏み切る可能性がある。
2023年にヴォルフスブルクからトッテナムへ加入したファン・デ・フェンは、初年度からクラブの年間最優秀選手に選出。昨季のヨーロッパリーグ(EL)優勝の立役者でもあり、決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦で見せた驚異的なゴールラインクリアランスは今も語り草だ。ファン・ダイクとはオランダ代表で気心の知れた仲でもあり、リヴァプールにとってこれ以上ない「理想の後継者」といえる。
リヴァプールは昨夏、クリスタル・パレスのマーク・グエーイ獲得を熱望し、移籍期限当日には移籍金で合意に至っていた。しかし、パレス側が代役を確保できず土壇場で破談に。
そして今月、契約満了が近づくグエーイに対し、パレスはフリーでの放出を避けるためにマンチェスター・シティからのオファーを受諾した。これによりトップターゲットの一人をライバルに奪われたリヴァプールは、ターゲットをファン・デ・フェンへと完全に切り替えた模様だ。数ヶ月後の夏の移籍市場で、このオランダ人DFを巡る争奪戦は今季最大の注目カードとなるだろう。
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