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ベリンガムとエンバペ。レアル・マドリー指揮官アンチェロッティは2大スターをどう共存させるのか

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とうとう、この時が来た。キリアン・エンバペがついにレアル・マドリーの選手になったのだ。サッカー界最大の移籍のひとつが成立し、契約がかわされ、「公式発表」が行われた。

おそらく全当事者にとって、よかったことだろう。歴代最高の選手を失ったパリ・サンジェルマンは必ずしも嬉しくないだろうが、フランス王者は長期的な成功のために新しいチームを構築中であり、エンバペがいなくなっても成長できるよう、どんどん選手を集めているように見受けられる。

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一方のレアル・マドリーは白鯨を手に入れた。ずっと以前から知られているとおり、エンバペは少年時代、クリスティアーノ・ロナウドがアイドルだったレアル・マドリーのファンであって、このスペインの首都のチームにいつか所属することが夢だと言ってはばからなかった。

これについて、多くの夢物語が語られてきた。考えてみるといい。ヴィニシウス・ジュニオール、エンバペ、ジュード・ベリンガム、ロドリゴが同じチームにいるのだ。だが、ある時点で夢物語は終わりをつげ、現実が始まる。事実、レアル・マドリーの前線はすでに渋滞しており、現在のシステムのどこにエンバペを配置するのが最善なのかは、カルロ・アンチェロッティ監督が解決しなければならない問題のひとつである。

エンバペの獲得は決して悪いことではない。だが、ヴィニシウスやベリンガムといったバロンドール有力候補に悪影響を及ぼすことなく、全員をチームにフィットさせることは簡単なことではないだろう。