World-Class Club Men's 2023 GFXGOAL

GOALが選ぶワールドクラス限定チーム:エンバペ、ハーランド…25名の比類なきサッカーのエリート選手たち

ワールドクラス。それは目には見えないが重要かつ偉大な選手たちを際立たせるための肩書だ。だが、主観に基づく定義でもある。サッカーファンはそれぞれ自分なりの定義や基準をもち、世界中のスタジアムや更衣室、カフェ、バー、パブ、クラブで終わりのない、だが楽しくて仕方のない議論を続ける。

そこで、我々GOALもサッカーのエリートと信じる25人の選手のリストを完成させる楽しみにとりかかることにした。最高の中の最高にして、長きにわたって輝かしいパフォーマンスを生みだしてきた選手たちである。

正直に言って、個人賞や個人への賛辞はほとんどいつも攻撃陣に集中しがちだ。だが、それを避けるべく各ポジション(ゴールキーパー、ディフェンス、ミッドフィルダー、フォワード)に必ず3人以上を選出することに決めている。

また、直近1年のパフォーマンスを参照するため、一年ごとに選出メンバーを更新。選ばれし選手たちは、この比類なきサッカーチームで入れ替わることになる。

今年のリストに載るのは誰か。ワールドクラスのクラブに選出される25名の選手とは誰なのか。

  • Alisson Becker World-Class Club 2023GOAL

    アリソン・ベッカー(リヴァプール)

    アリソンはスイーパーキーパーの先駆者ではないが、この役割を担う最高の代表的選手の一人であることは間違いない。時にはミスもするが、チームのビルトアップを最後方から支えるために多くのリスクを進んで背負わなければならないとしたら、それも仕方ない。ロングボールでモハメド・サラーのようなフォワードにパスを通す能力も、アリソンを早々にレジェンドの仲間入りさせた要因だ。

    しかしながら、アリソンが素晴らしいゴールキーパーである主な理由は、ブラジル代表でもリヴァプールでも、大事なときにチームを救うビッグセーブを何度もしてきたことにある。実際、リヴァプールにとって苦難のシーズンだった2022-23シーズン、アリソンは繰り返しレッズを救った。

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  • Karim Benzema World-Class Club GFXGetty/GOAL

    カリム・ベンゼマ(アル・イテハド)

    レアル・マドリーを去ってサウジアラビアに行くというベンゼマの決心を誰よりも驚いたのは、カルロ・アンチェロッティ監督とフロレンティーノ・ペレス会長だったろう。2022-23シーズン、ケガに見舞われながらも最高のゴールゲッターの一人であり続けたベンゼマなしで、来シーズンをどう戦えばいいのか途方に暮れているに違いない。

    サッカー史上最も完璧な背番号9の彼に代わる選手など、簡単に見つかるわけがない。ベンゼマは現バロンドール保持者であり、だからこそこのリストに名を連ねている。だが、来シーズンもこのメンバーに選ばれるかどうかは、別の話である。

  • Casemiro World-Class Club GFXGOAL

    カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)

    昨年レアル・マドリーがマンチェスター・ユナイテッド行きを認めたとき、カゼミーロの今後に疑問を持つ人たちもいた。しかし、カゼミーロはオールド・トラッフォードに記念碑的なインパクトを残し、エリック・カントナ以来の、チームに最も影響を及ぼした移籍だったという専門家もいるほどだ。中盤に配置されたカゼミーロは守備の防波堤となり、ボールを賢く使い、試合を決定づけるゴールさえ決める。そのおかげでマンチェスター・Uはカラバオカップを優勝することができ、さらにもっと重要なことに、チャンピオンズリーグへの復帰を決めたのである。

    カゼミーロはレアル・マドリーでの成功で、すでに現代で最も偉大なミッドフィルダーの一人であるという定評を得ている。マンチェスター・Uに移籍してからも、みずからのレガシーを積み上げ続けているのだ。

  • Thibaut Courtois World-Class Club GFXGOAL

    ティボー・クルトワ (レアル・マドリー)

    このベルギー代表の守護神はアトレティコ・マドリーとチェルシーの両方でセンセーショナルな活躍をしたのにもかかわらず、長きにわたって正当に評価されないでいた。そんな事態が変わったのは、2022年にチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーがリヴァプールに勝利したときだ。クルトワは記録破りのプレーでチームを勝利へ導いてみせた。

    クルトワはこのリストに載っている他のゴールキーパーのように足元でのボールの扱いが拙いこともがあるが、世界最高のシュート・ストッパーという地位はもはや揺るがないだろう。それを証明する優勝メダルも、背番号も、真の栄光も、クルトワは有しているのだ。

  • Kevin De Bruyne World-Class Club GFXGOAL

    ケヴィン・デ・ブライネ (マンチェスター・シティ)

    3年間で2度目のチャンピオンズリーグ決勝では不運にも途中交代となったが、この輝かしいベルギー代表選手がマンチェスター・シティの3冠達成シーズンに果たした役割の素晴らしさを否定するものはないもない。デ・ブライネはカタールW杯でも大きな活躍ができなかったと言われたが、所属クラブの歴史に残る偉業の達成に関しては何度も頼りになるプレーを見せていた。

    デ・ブライネがまだ終わっていないのも確かだ。デ・ブライネは、プレミアリーグを彩った最高の選手の一人として記憶される選手になれるだろう。

  • Ruben Dias World-Class Club GFXGOAL

    ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)

    このポルトガル代表は、2020年にベンフィカからマンチェスター・シティに来て以来、悪く言われることがほとんどなく、今や世界最高のセンターバックとして広くみなされている。ディアスはDFに必要なすべてを有している。タックルが強く、空中戦を制することができ、足元でのボールの扱いも完璧なのである。

    ペップ・グアルディオラ監督のチームに、これほど様々な影響を与えられる選手はこれまでほとんどいなかった。ディアスはイングランドに来た最初の年に、プレミアリーグのシーズン最優秀選手に選ばれている。その時わずか26歳。まったく信じられない快挙であった。エティハド・スタジアムに彼の銅像が立つことも想像できるほどだ。

  • Ederson World-Class Club GFXGOAL

    エデルソン(マンチェスター・シティ)

    ペップ・グアルディオラ監督のチームの完璧なゴールキーパーであるエデルソンは、勇敢な性格で身を挺して相手のストライカーをブロックすることを決して恐れない。さらにマンチェスター・シティのカウンターアタックを発動させるべく、リスクの高いパスを出す勇気もある。

    ゴールキーパーというポジションの基本から言うと、エデルソンのセーブの回数はしばしば少ないことがある。これは単に、チームが試合を支配していてキーパーのプレーチャンスが少ないことが挙げられる。チャンピオンズリーグ決勝でシティがインテルに勝利した際、終了間際に決定的なシュート・ストップを披露。その才能と集中力を証明したのであった。

  • Ilkay Gundogan World-Class Club GFXGOAL

    イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)

    カイル・ウォーカーは100%正しかった。ギュンドアンについて、「毎シーズン最後の数カ月、彼はジネディーヌ・ジダンのようだ」と言っていた。多才なミッドフィルダーであるギュンドアンは、劇的勝利を決めたアストン・ヴィラ戦で、途中出場で2得点を挙げてシティの2021-22シーズンのタイトル獲得に貢献し、昨シーズンの3冠達成にも中心的な役割を果たした。とりわけマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ決勝では、試合を決める2得点を挙げている。

    ギュンドアンは今年32歳だが、その能力は依然として完全にピークを維持している。新たにバルセロナへフリーで移籍したことはセンセーショナルだったが、それが間違いでなかったことを示すだろう。

  • Erling Haaland World-Class Club GFXGOAL

    アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

    「ターミネーター」のサッカー版だ。ゴールマシーンは単純に言って止められない。どこでプレーしていてもハーランドはゴールを嗅ぎつける。

    チャンピオンズリーグでの1試合1ゴール以上というアベレージは笑うしかない。プロの試合でこれ以上はありえないのに、ハーランドはグラウンドでそれを実践している。フォワードとして、すでにマンチェスター・シティの初めてのチャンピオンズリーグ制覇に貢献したハーランドは今後いくつのタイトルを取るのだろうか。

  • Achraf Hakimi World-Class Club GFXGOAL

    アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)

    2020年にレアル・マドリーがハキミをインテルに移籍させた理由は今もって謎だ。特に、このモロッコ代表はボルシア・ドルトムントへの2年間のレンタル移籍中に大活躍をしたばかりだったというのに。

    当然のことながらセリエAでも十分に暴れまわった後、ハキミはPSGに移籍した。2022年のワールドカップでは母国を歴史的な準決勝進出に導き、前に出ても後ろに下がっても申し分ない、現在のサッカー界で最も完璧なサイドバックであることに疑問の余地がないことを証明した。しかも、まだ24歳のハキミには伸びしろしかないのだ。

  • Harry Kane World-Class Club GFXGOAL

    ハリー・ケイン(トッテナム)

    オールラウンドの攻撃的選手であるケインはトッテナムでもイングランド代表でも大きなタイトルを獲得する義務をまだ果たしていないが、サッカー界で最高のセンターフォワードの一人であることに異論のある人は誰もいないだろう。この夏、レアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドにケイン獲得の噂があることは彼の才能を証明するものである。

    ケインはプレミアリーグ史上最多のゴール数を誇るアラン・シアラーに次ぐ得点を挙げているだけでなく、アシスト力も備えている。今、彼に残されている義務は、彼の才能があれば十分に可能であるはずのタイトルを獲得することである。

  • Joshua Kimmich World-Class Club GFXGOAL

    ヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)

    ドイツ代表のキミッヒはサッカーについてすべてを理解している特別な選手であり、それがおそらくバイエルン・ミュンヘンでデビューした時に当時のペップ・グアルディオラ監督から授けられたものであるとしても驚くべきことではない。キミッヒはどこのポジションでも素晴らしくプレーできる。右サイドバックでのプレー、時にはディフェンスの中央でも仕事ができるが、現在はサッカー界で最高のセントラル・ミッドフィルダーの一人としての評価を確立している。

    ドイツでは衰えが始まっているとの噂もあるが、彼が少々パフォーマンスを落としているのは、ユリアン・ナーゲルスマン前監督の突然の辞任の後、周りの環境がカオスに陥ったことがより大きな原因だろう。来シーズン、トーマス・トゥヘル監督から攻撃のライセンスを与えられるだろうという話は注目に値する。その理由は単純に彼がそれに向いているからだ。

  • Toni Kroos World-Class Club GFXGOAL

    トニ・クロース(レアル・マドリー)

    レアル・マドリーとの契約を1年更新したばかりだが、それに何の疑問もない。33歳のクロースにかつてほどの機動力はないが、このワールドカップ優勝経験者以上に試合をうまくコントロールできる選手はまずいない。

    今回のリストに彼を入れたことは来年へのプレッシャーになるかもしれない。とりわけ、ジュード・ベリンガムやフェデリコ・バルベルデ、オーレリアン・チュアメニといった、彼のチームメイトたちからプレッシャーを受けるかもしれないが、それでも今のところクロースは優等生であり続けている。すでに証明済みの実績を見れば、このリストへの登録は当然である。

  • Robert Lewandowski World-Class Club GFXGOAL

    ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)

    このポーランド代表選手がいまだにバロンドールを獲得していないことはサッカー界の悲劇である。それでも、彼には他に個人としての受賞歴やチームとして獲得したタイトルが数多くあり、歴代最高のストライカーの一人という、大いに称賛すべき評判を獲得している。バイエルン・ミュンヘンで過ごした8シーズンで、1シーズンに40ゴール以上の得点を挙げられなかったことは一度しかない。それはアリアンツ・アレーナでのデビューシーズンで、それでも25得点を決めている。

    最近では衰えの兆しが見えはじめているかもしれないが、バルセロナでの最初のシーズンでピチーチ賞を受賞しており、チームの2019年以来のラ・リーガ優勝に大きく貢献した。

  • Mike Maignan World-Class Club GFXGOAL

    マイク・メニャン(ACミラン)

    ミランでジジ・ドンナルンマの抜けた穴を埋めるのは簡単なことではなかったはずだ。2021年にサン・シーロに来て以来、メニャンはロッソネリの背番号1の座を確立しただけではなく、世界最高のゴールキーパーの一人という称号を強く主張してきている。

    その実力は素晴らしい。2021-22シーズンのセリエAのタイトル争いで、ラファエウ・レオンへのアシストを記録し、シュートを止める技術は別次元とも言える。

  • Marquinhos World-Class Club GFXGetty/GOAL

    マルキーニョス(パリ・サンジェルマン)

    2013年、PSGはローマから10代のディフェンダーを獲得するために3400万ユーロを支払って、移籍市場でのクラブ最高記録を更新した。当時、PSGは矢継ぎ早の批判を雨あられと浴び、眉をひそめる人々も多かった。だが、10年が経った今、マルキーニョスはその契約が素晴らしいものであったこと、間違いなくフランス王者の歴代最高の契約であったことを証明している。

    このブラジル代表選手は生まれながらのスーパースターであり、傑出したディフェンスのリーダーである。彼がチームのキャプテンであるのは当然で、ポゼッションに優れているため中盤でもプレーできる。クラブにとっても母国にとっても、最も価値あるチアゴ・シウヴァの後継者であることは万人が認めるところである。

  • Kylian Mbappe World-Class Club GFXGOAL

    キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)

    世界最高選手としてのメッシの王座の後継者であるエンバペは、カタールW杯でもっと多くの注目を浴びることができたはずだったが、決勝のアルゼンチン戦で輝かしいプレーをいくつも見せただけでなく、ハットトリックも達成した。

    エンバペは誰が見ても怪物であり、本当に最高のディフェンダーでさえ苦しめる、意表を突いたスピードを持つフォワードである。24歳のエンバペはすでにW杯優勝経験者であり、PSGの歴代最多得点者だが、今後数年で彼がどれだけ多くの記録を破っていくのか、どれだけ多くの歴史を作っていくのか、考えると恐ろしいほどである。特にもしレアル・マドリーに移籍するとしたら…。

  • Lionel Messi World-Class Club GFXGOAL

    リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)

    PSGでの絶望的にひどい最初のシーズンを過ごしたメッシのことを終わった選手であると言う人々もいたが、それはひどい間違いであった。メッシは2022年ワールドカップで優勝したのみならず、大会を光り輝かせ、マン・オブ・ザ・マッチを何回も受賞。彼を歴代最高選手と認めるのを拒否する人々を黙らせた。サッカー史上、彼ほど多くの偉業をこれほど長く成し遂げてきた選手はいない。

    しかしながら、MLSで中位のインテル・マイアミに移籍したことで、メッシが今やレベルダウンしつつあることは否定できない。36歳のメッシはGOALのワールドクラスのクラブのリストに初めて――もちろん十分にふさわしいことではあるが、これが最後になる可能性もある。

  • Luka Modric World-Class Club GFXGOAL

    ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)

    サッカー界が生んだ最も素晴らしいミッドフィルダーの一人であることは間違いない。モドリッチは5回のチャンピオンズリーグ制覇を含め、その栄誉のすべてをレアル・マドリーで成し遂げている。クロアチア代表でも奇跡を起こし、昨年には母国をワールドカップの第3位に導いた。

    この小柄な魔術師について真に注目すべきことは、37歳の今なお地球上の他のほとんどの選手の上を行っていることである。

  • Pedri World-Class Club GFXGOAL

    ペドリ(バルセロナ)

    将来は素晴らしい選手になるとしか思えない天才少年が現れることがある。ペドリもそういう若者の一人だ。弱冠20歳にしてバルセロナの中心選手となり、すでに2年連続でラ・リーガのシーズンベストイレブンに選ばれている。スペインのフル代表でも18試合に出場した。

    ペドリはラ・マシアの出身ではない。だがチャビやアンドレス・イニエスタを思わせるミッドフィルダーで、冷静さと視野の広さ、賢さを兼ね備える。いつかは、この2人のレジェンドと同列に語られる日がくるだろう。

  • Rodri World-Class Club GFXGOAL

    ロドリ(マンチェスター・シティ)

    マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は2021年チャンピオンズリーグ決勝のチェルシー戦で、ロドリを先発させないという大失敗を犯した。しかし、今年は同じ間違いを起こさず、このスペイン代表選手のおかげで試合に勝つことができたのであった。

    もちろん、得点を取ることはロドリの役割ではない。ロドリは驚異のパスレンジと敵の攻撃を粉砕する守備力により、世界最高の守備的ミッドフィルダーの一人であると全世界的にみなされている。つまり、イスタンブールで見せつけられたように、ロドリのいないシティはシティでなくなってしまうのである。

  • Mohamed Salah World-Class Club GFXGOAL

    モハメド・サラー(リヴァプール)

    サラーは成功が当たり前すぎて過小評価されるようになってしまっているかもしれない。今シーズンのサラーを不調だったという人がいるかもしれない。だが実際には、サラーはリヴァプールの全公式戦において3年連続で30得点以上を挙げている。

    サラーはウイングとして何もないところから自分に必要なスペースを創り出すという恐るべき能力を有している。過去6年間の信じられないほど安定したパフォーマンスに対して、正当な評価を下さない人々もいるかもしれないが、GOALのワールドクラスのクラブには楽々と入る選手である。

  • Bernardo Silva World-Class Club GFXGOAL

    ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)

    彼以上に完璧な攻撃的ミッドフィルダーが世界に存在するだろうか。ベルナルド・シウヴァは革新と効率性をもたらし、監督の夢となってきた。いくつかの理由で時には正当な評価を得られないこともあるが、マンチェスター・シティが彼を最も必要としていたとき、シウヴァは一貫して目標へのステップアップを続けてきた。

    勝ち点1の差でリヴァプールを振り切り、プレミアリーグで初優勝した年、シウヴァは異彩を放っていた。昨シーズンのチャンピオンズリーグでは準々決勝と準決勝で、それぞれバイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーに対してキーマンとして活躍し、チームを優勝に導いた。本当に素晴らしいサッカー選手である。

  • Virgil van Dijk World-Class Club GFXGOAL

    フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)

    コンディションはその時々で変わるが、地力は不変である。ファン・ダイクは昨シーズンのリヴァプールが恐ろしく不調だった間、いつになく弱々しかった。だが、シーズン終盤に向けてレッズが改善されていくと、ファン・ダイクも以前の威厳に満ちた姿を取り戻してきたように見えるようになり、完全に復調。その地力を発揮するようになった。ディフェンダーのロールスロイスは冷静沈着で、ペースを乱されることなく、そのファンタスティックな右足で崇高な50ヤード(約45メートル)のパスを放つこともできる。

    現在のファン・ダイクは来シーズン、再び超一流のセンターバックとして復活するために挑戦するだろう。

  • Vinicius Jr World-Class Club GFXGOAL

    ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)

    まだ10代だったスペインでの最初の数シーズン、ヴィニシウスは得点力不足から本当に世界一のウイングなのかという疑念にさらされていた。だが、猛烈なスピードと信じられないほどトリッキーな技を誇るヴィニシウスはここ数年、試合でゴールを積み上げ、サッカー界で最も恐るべきアタッカーの一人に成長してきた。

    レアル・マドリーで出場した直近の107試合で45ゴールを挙げたが、もちろんその中には2022年のチャンピオンズリーグ決勝で決めた決勝点も含まれる。サンティアゴ・ベルナベウのアイドルになる道を着実に進んでいると言える。