ブライトンは女子サッカー界で多くの素晴らしいことを見せた。多額の設備投資を行い、偉大な選手たちを加入させ、大きな成果をあげられることを示してきたのだ。今シーズンは、ホームのマンチェスター・ユナイテッド戦で後半アディショナルタイムに同点に追いつかれて勝利を逃したものの、アウェイのマンチェスター・C戦には勝利した。しかしながら、毎年、上下を繰り返す順位表で上位を目指したいと思うなら、ここからチームを前進させるために適切なコーチを見つけなければならない。
昨シーズン、ブライトンは、2度エイミー・メリックズを暫定監督に挟みながら、正規の監督を3人も迎えた。今シーズンは同じことは繰り返さなかったものの大した成果はあげられず、今度はマイキー・ハリスを暫定監督に据えたまま、リーグ戦の終了を迎えたのだった。
これは2月にメリッサ・フィリップス監督を解任した影響もあり、この決定は早急だったと言わざるをえない。ブライトンのテクニカル・ディレクターであるデヴィッド・ウィアーは、投資に見合う成果が出ていないことを指摘して、こう言った。「これは軽々しく下された結果ではなく、我々が望む成長に必要だと思ったから行ったものだ。我々は今シーズンに向けて、女子チームとインフラ整備に多額の投資をしたが、その投資額を考えると、結果とパフォーマンスは我々が期待したレベルに届いていない」。
ブライトンは適切な監督を探す必要があるが、忍耐も必要である。成長には時間がかかるものであり、監督が頻繁に代わっているようでは達成できない。完璧な候補者を探し続けるブライトンにとって、この夏は重要な夏となるだろう。