3月初旬にトーマス・トゥヘル監督がイングランド代表の初陣メンバーを発表するまでの彼らの活躍は目覚ましく、10代の2人をメンバーに選ぶべきだという声が上がった。これには、スリー・ライオンズの攻撃陣の多くの選手が不調に陥り、ケガによるルーク・ショーの不在が長引いて、左サイドバックのポジションが深刻な問題となっていることが背景にある。
最終的に18歳のルイス=スケリーがトップチームに選出され、一方のヌワネリは、アダム・ウォートン、リアム・デラップ、ジェイミー・ギッテンス、ジョーブ・ベリンガムらとともに、才能あふれる選手たちがひしめくU21チームに召集された。
MFからサイドバックに転向したマイルズを招集した後、トゥヘル監督は次のように語った。「我々は常にマイルズに感銘を受けていた。彼は、アーセナルでプレーし始めてすぐにレギュラーになった。アーセナルは現在リーグ2位のチームであり、チャンピオンズリーグの準々決勝に進出したチームである」。
「すでに猛スピードで進んでいたキャリアをさらに早送りしたような気分になるのも当然だ。ここ数日、数週間の話し合いは、ある種、保護者的な雰囲気だったと断言できる。彼を少し守るために、U-21の代表チームをスキップすべきではないとさえ感じていた」。
「彼を招集しないことが我々の責任なのかもしれないとも思った。しかし、最終的には負傷者のことや、彼が試合で見せてきたクオリティや成熟度を考慮し、招集することに決定した」。
2人の進む道は一時的には分かれたかもしれないが、ヌワネリも現在のコースを進んでいけば、1年後の2026年には、イングランドのワールドカップ代表チームの有力候補となるだろう。一方、ルイス=スケリーは、左サイドバックのポジションを今後もずっと自分のものにするためのチャンスを早くも手に入れた。
U21代表チームやトップチームの25歳以下の選手たちのレベルをちょっと見るだけでも、代表チームの未来が非常に楽しみであることが理解できる。そして、この2人はその未来において重要な役割を果たす準備ができているのだ。