世界最高の若手選手にとって、トップクラスの移籍先になりたいという願望を明確に打ち出すトッテナム。昨季までトッテナムを率いたアンジェ・ポステコグルー現ノッティンガム・フォレスト監督も「誰かにビジョンを売り込もうとしても、それを裏付ける具体的な根拠がなければ…私が来てして以来、我々を見てきた人なら誰でも、我々が目指すチームになるための熱意をわかってくれるはず。これは私が言っているだけではなく、実際に実行していることだ」と語る。
このポステコグルー氏の言葉は2024年冬にルーカス・ベリヴァルを獲得したときのもので、トッテナムはバルセロナとの争奪戦を制して、スウェーデンの才能との契約に成功。その数カ月前にはマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンと競合した末にクロアチアの注目株であるルカ・ヴシュコヴィッチを射止め、その後にブレントフォードも狙ったアーチー・グレイの獲得にも漕ぎつけている。
ジョゼ・モウリーニョ氏とアントニオ・コンテ氏の時代は目の前の結果を求めた移籍戦略が目立ったが、それ以降はチームの平均年齢を下げる補強が意識的に進められ、上記3つの移籍はすべてポステコグルー氏の時代に実現したもの。そんなポステコグルー氏は昨季をもって解任の憂き目に遭ったが、もう1人の有望株をトッテナム入りへと導いている。
それが来年1月にアイルランドのセント・パトリックス・アスレティックから加入するU-21アイルランド代表FWメイソン・メリアだ。トッテナムに加わる最新のティーンエイジャーで、9月の誕生日でまだ18歳になったばかりだが、セント・パトリックス・アスレティックですでに100試合に迫る出場数をマークしている。
メリアとは一体どんな選手なのか、トッテナムはなぜ記録的な移籍金を投じてまで獲得したのか、そして期待に値する選手なのか
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