Ryo-Miyaichi(C)Getty Images

連覇狙う中で負傷者続出…横浜FM、宮市亮が残り4試合へ決意「昨季は僕が勇気をもらった。彼らの思いも背負うのが僕らの使命」

横浜F・マリノスFW宮市亮が、試合を終えてのインタビューに応じた。

明治安田生命J1リーグは21日に第30節が開催され、首位ヴィッセル神戸を勝ち点4差で追う2位横浜FMが北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

試合は宮市亮が前半に先制点。後半終盤には交代で投入された杉本健勇が値千金の今季初ゴールを決める。さらに、アディショナルタイム2点を追加した横浜FMが札幌を4-1で撃破。1位神戸との勝ち点差「4」を維持している。

以下に続く

試合後、取材に応じた宮市は「勝ち切れたってことは何よりだと思いますし、この勝ち点3は本当に大きなもの。リーグ戦はあと4試合、勝ち点3を全部取らないと意味はないと思うので、またしっかり切り替えてやりたいと思います」と試合を振り返った。

ゴールシーンには「日頃の練習の中でも何度かあるシーン」だったと言及。「本当に練習通りの形が出たなっていう感じですね。得意な角度でもあるので、決まってよかったです」と喜びを口にしている。

横浜FMは現在、ケガ人が続出している状況。特に守備陣に負傷者が相次ぐ中、本職が實藤のみという厳しい台所事情に。先日には角田涼太朗と加藤聖の長期離脱も発表されていた。このような中、チームは札幌戦を前に「今週の頭に全体でミーティングをして意思統一をした」という。

「誰が何も言わずと、このゲームへの大きさってものは分かっていましたし、優勝争いをする中ではもう絶対に負けられない試合でした。自ずとモチベーションも上がっていましたし、すごくいい雰囲気だったと思います」

2022年に7月に宮市は右ひざ前十字じん帯断裂という重傷を負ったことで、約1年に渡る長期離脱を強いられていた。離脱した選手たちの苦しさは誰よりも理解している。

「僕らも彼らの思いを背負っています。昨シーズンは僕が反対の立場で勇気をもらったように、責任感を持ってプレーしないといけない。そういった意味でも、今日の試合は本当に大きかったです」

優勝争いへ残り4試合。「ケガで本当に辛い思いしていると思いますけど、そういった人たちの思いも背負ってやっていくのが僕たちの使命だと思っています」と決意を語った宮市。「最後の4試合でしっかりと示していきたい」と意気込んだ。

広告