レアル・マドリーを率いるシャビ・アロンソ監督が、MFフランコ・マスタントゥオーノをレギュラーとした理由を説明している。
今夏、6320万ユーロの移籍金でリーベル・プレートからマドリーに加入したマスタントゥオーノ。シャビ・アロンソ監督は左サイドではFWヴィニシウス・ジュニオールとFWロドリゴを交互に起用しているが、右サイドはこの若きアルゼンチン代表MFをレギュラーとして起用し続けている。
20日のラ・リーガ第5節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのエスパニョール戦(○2-0)後、シャビ・アロンソ監督はマスタントゥオーノを重用する理由を説明。ヴィニシウスやロドリゴが個人突破を特徴としているのに対し、マスタントゥオーノの長所は他選手との優れたパスワークにあるとして、両サイドでギャップを生み出す考えのようだ。
「このチームの右サイドには彼のようなタイプの選手が必要だ。彼は幅を取ったり連係することができる。左サイドは縦への推進力があるから、逆サイドでそのような連係を求めてもいい」
「マスタントゥオーノにはそうするためのクオリティーがある。成果を出している内はプレーし続けるよ。今後の成り行きを見守らなくてはならないが、フランコは良い調子だと思っている」
なおエスパニョール戦では、MFジュード・ベリンガムとMFエドゥアルド・カマヴィンガが復帰。マスタントゥオーノのようにレギュラーとしてプレーしてきたMFアルダ・ギュレルとベリンガムが共存できるかが気になるところだが、シャビ・アロンソ監督は可能と見ているようだ。
「どちらも似たようなポジションの選手だが、クラブワールドカップのように一緒にプレーすることは可能だし、それも私の頭にあることだ。彼らは素晴らしい連係を見せられる。アルダは少し後方に下がり、ベリンガムやフェデ(・バルベルデ)、チュアメニと連係を取ることが可能だ」
「確かに戦術的に多くの選択肢がある。その中で決断を下していかなければならないし、そうしないと私がここにいる意味はない。より適切な決断を下せば、物事はうまく進む。ただシーズンは長く、私たちはまだ6試合しか戦っていないんだ。このチームには現在、選択肢が必要なんだよ」


