Japan(C)Getty Images

「世界の威信を取り戻した」なでしこジャパンに衝撃の完敗…スペインメディアが日本を称賛「まるで決勝戦のような戦いぶり」

30日、女子ワールドカップ(W杯)2023グループC第3節が行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)とスペイン女子代表が対戦した。

第2節終了時点で既にグループ突破を決めているなでしことスペイン。ともに連勝で勝ち点6を積み上げているが、得失点差の比較によってスペインが首位に立っている。

最終節でスペインとの直接対決に臨むなでしこは、勝利で首位通過となるが、引き分け以下であれば2位での通過。2位通過の場合はグループA1位のスイス女子代表、1位の場合はグループA2位のノルウェー女子代表とラウンド16で対戦する。

同状況で迎えた試合は、なでしこジャパンの攻撃陣が爆発。12分に宮澤ひなたが今大会3ゴール目となるゴールで先制すると、29分に植木理子、40分には宮澤が2ゴール目を奪取。後半には80分に田中美南が個人技から豪快なシュートを決めて追加点。

過去544分間の試合で一度もゴールを許していなかった強豪スペイン相手に大量4得点を奪って勝利。グループC1位突破を決めた。

このなでしこジャパンの躍進には対戦相手のスペインメディア『SPORT』も「日本の秩序、間合い、優雅さが現実のものとなった。低いブロック、連係プレー、圧倒的なカウンターアタックでラ・ロハ(スペイン代表)を圧倒した」と脱帽。

「日本は自分たちのプランに徹し、ラ・ロハはますます居心地の悪さを感じていた。日本が完璧に適用しているディフェンスシステムを曖昧にするために、あえて縦に仕掛けてくる選手もいなかった」と、スペインが苦しんでいた要因を説明。

最後には「日本のマシンは並外れた効果を発揮していた。シュート3本で3ゴール。まるで決勝戦のような戦いぶりで素晴らしいグループステージの頂点に立ち、世界での威信を取り戻したかのようだった」となでしこジャパンが過去の強さを取り戻したと表現。そして「(スペイン代表は)何もなかった。どうしようもなかった」と締めくくった。

世界一へ次のステップに進んだなでしこジャパンは、4日に決勝トーナメント1回戦でノルウェー女子代表と対戦する。

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